I

nabe-san wrote:
1999/07/30 (金)
なかよしさん。そして皆さん。
私が、ZEPさんが初めて会った（Walking DEADHEADS=歩いているデッドヘッズ）の
光栄に預かりました。
zepさん一家は、１１００kmの長旅を終えて、無事、赤城山に姿をあらわしました。
私達を驚かせようと、電話をしないできましたから、私はまだ寝ていました。（笑）
車を降りてきたzepさんと握手をし、おもわず、抱き合いました。
なんだか、懐かしい友達に会ったような嬉しさでした。
初対面のような気がしませんでしたよ。
それからの４時間程があっという間でした。
苗場での再会を約して、１１時頃、zep一家は苗場に向かって出発。
後報に寄ると、犬のBETTYが、キャンプサイトに入れなかったので、
彼は、キャンプサイト入り口近くで、ベティと遊んでいるそうです。
これから苗場へいかれる方。キャンプサイト入り口近くで犬と戯れているナイスミドル＝
タイダイを着た変なおやじが、ZZEPさんです。
皆さんにあえることをまっています。是非、声をかけてやって下さい。
彼は、ノートパソコンを持ってます。彼と話したい方は、メールを送って下さい。
それにしても、zepさん。このページでの印象どうりでした。

II

1999/07/30 (金)
今、苗場の駐車場からモバイル＋携帯で書いています。充電待ちをしているうちに
寝てしまいました。車の中には私と犬のベティだけです。家族はキャンプサントで
寝ています。ペットはキャンプサイトすらも不可のためです。
こんな時間にアメリカンビューティを聴きながらメールを書き、横でベティが寝てい
る。。。苗場に来てもちーともパターンが変わりません。（笑）

> 車を降りてきたzepさんと握手をし、おもわず、抱き合いました。
> なんだか、懐かしい友達に会ったような嬉しさでした。
> 初対面のような気がしませんでしたよ。
> それからの４時間程があっという間でした。

ナベさんに会いました！奥様にも！ミューとシータにも！
もう、サイコー！！！！でした！！！！ナベさんは想像していたとおりの人でした。
数十年ぶりに会った親友みたいで、もう、話したい事が山のようで、あっという間で
した。奥様のミネストローネは美味しくて思わずおかわり。お風呂までいただきまし
た。ナベさんに会えただけで来たかいがありました。ありがとうございます！

III

苗場だより１

1999/07/30 (金)
駐車場からキャンプサイトは死ぬほど遠かったです。端から止めるため、まず受け付け
までの３００ｍほどをテント一式を持って歩かねばなりません。それからが本当の
地獄の始まりです。パークゴルフ場などを見ながらきつい勾配の斜面を１５分（私は
荷物が重く２５分かかりました）も上ります。まるで山の中腹という感じです。道が
舗装してあるのがせめてもの救いでした。
それにしても、若い人達の忍耐強いこと！文句ひとつ言わず、黙々と荷を運んでいま
した。ベティは受け付けの前で、妻がみていました。半分ほど搬入をおわり、いざ
ベティが入ろうとすると、ペット不可をつげられました。入り口の看板のどこにも
ペット不可とは書いていなく、オフィシャルＨＰのＦＡＱにも１週間前まで、調査中
になっていた事を告げると警備責任者の方は沈黙しましたが、案内状に小さく、ペッ
ト不可と書いてあること、とにかく例外なく駄目は駄目だという事で、我が家は荷物
の搬入を中止し、テントで家族で過ごすことを断念したのです。
ナベさんからはベティをあずかっていただけるという有難い申し出をいただきました
が、往復の事やベティの事を考え、駐車場ですごすことにしました。
つづく。。

苗場だより２

1999/07/30
ペット不可のネガティブな幕開けとなったフジロックですが、楽しい事もありました。
同じく、ビーグル犬を連れて滋賀県からやってきたDeadheads夫婦と知り合いになり
ました。９３−９４とアメリカにいて、Deadを追いかけていたそうです。入り口付近
の木陰にシートをひいて、私がテープヴァインＢコースのコピーをプレゼントし、彼
らのラジカセで聴いていました。中１の娘はなんとそこで数学の勉強を始め、ビール
で朦朧とした私に質問してきます。彼女はすごい！
そうするうちに福生の倉持さんが声をかけてくださり、ＰＨＩＳＨの話をしました。
青空の下でビューティフルな時間でした。作っていった旗は役にたたなかったけど、
今日はmolikenにも会えるのでしょうか？たくさんの方々と会ったり、知り合ったり
したいです。夜が明けてきました。小鳥達が鳴いています。いつの間にか駐車場は
いっぱいになっています。
つづく。。

苗場たより３

1999/07/31 (土) 06:06
みなさん、おはようございます！ななよしさん、ナベさん、アッコちゃん、ＲＥＳ
ありがとう！
さて、苗場の初めての朝。
我が家は、私とベティは車。家族はキャンプサイトで寝ました。
日中は、キャンプサイト入り口横の木陰にシートを轢いて、岐阜からきている（昨日
滋賀県からと書いたのは間違い）ビーグル犬を連れたDeadheads夫婦と、その友達と
だべりながら過ごします。ここは、なかなか快適な木陰で、我々は『犬のフィールズ
オブへブン』と呼んでいます。ワインを飲んだり楽しく過ごします。

さて、いよいよ駐車場もうまり、人も増え、会場内に入ることとなりました。
犬達は我々は『犬のフィールズオブへブン』に置いて行きます。

会場内のアマチュアステージ前の露店はソールフーズあり、タイ風ラーメン？あり、
国際色豊かでなかなか楽しい。

食事の後はいよいよメインステージでＰＨＩＳＨ登場です！
始まって５分ほどしていくと、巨大なステージの前には１万人以上が人が！
ステージにはＰＨＩＳＨ！
つづく。。。

苗場たより４

1999/07/31 (土) 06:47
メイン会場は１万人はいるのではないかという人の群れで、山間に大音響が轟いています。
ステージ横の巨大スクリーンには、まぎれもないトレイの姿が！

実は私はＰＨＩＳＨをあまり良く聴いたことがありません。
おまけに踊るタイプでもありません。我が家は人垣の中を会場のなかほどまで行きま
した。
立って聴いていると、自然に体が動くのです。
刻み込　むリズムと、ギターがフルコーラス鳴きまくった後に、さらにハイポジション
で歌い始める頃には、頭の中は真っ白！もう、音に身をゆだねていました。
終わった時には、Ｔシャツもジーンズも汗びっしょり！

苗場たより５

1999/07/31 (土) 06:53

すこし疲れた家族をおいて、一番奥にあるＰＨＩＳＨ専用のステージ『フィールズオブ
ヘブン』にビッグフロッグを聴きにいきます。

あ、モバイルの電池切れ！
つづきは充電後に！

苗場たより６

1999/07/31 (土) 07:46
フィールズオブヘブンは一番奥の山の中。なんと３０分以上歩きます。
もう踊りつかれて歩きつかれてヘトヘトだよ、ナベさん。
そこは、森に四方を囲まれた不思議な空間でした。
あきらかに他と空気が違うのは、入り口の大きなインデアンのお守りのせいでしょうか。
＞ナベさんの家にあったのと同じだよ！
ビッグフロッグは肩の力の抜けた素晴らしい音を出していました。ギターのまなぶさん
はまるでＪｅｒｒｙみたいな音を出しています。
人影はまばらです。
立っているのがつらくなったので、最前列の柵にもたれて音に身をまかせていました。
ふと後ろをみると、全員気持ちよさそうに踊っています。いつの間にか、いっぱいの
人になっています。
見渡すと、私の目には全員ヒッピー、全員Ｄｅａｄｈｅａｄｓに見えます。
すごく幸せな気持ちがこみあげてきました。
つづく、、、

苗場たより７

1999/08/01 (日) 05:31
やっとつながった！
携帯電話の電波は届くのだけど、使用する人が多すぎてなかなかつながりません。
おまけにモバイルに電源が無くなって、書きかけのポストは飛ぶし。。。

どこまで書いたっけ？そうそうビッグフロッグ最高！までですね。

フィールドオブヘブンは歩いて４０分。ものすごく、遠い！
下も芝生ではなく土でほこりっぽい。
でも、そこは不思議な空間でした。店も自然食やタイダイショップで、お店の人も
フレンドリーで、ここだけはそういう空間にしようと頑張りましたと言ってました。
つづく。。。

苗場たより８

1999/08/01 (日) 05:40
かわたさんにも会いました。笑顔の素敵な女性でした。
たくさん友達もできました。そうそう、ムロケンさんに会ったよ！
すごくフレンドリーでいい人でした。

さてさて、フィールドオブフェブンのＰＨＩＳＨですが、子供達と食事をしたり、
くたくたになっていたせいもあり、我が家は送れていきました。

ついたのはSET1の終わり３曲くらいだったかな？
シートをひいて、set1はゆっくり座って聴こうと、妻と言っていました。
でも、ラストの曲をはさんで、もう、がまんできなく、行こう！
と、妻と前のほうへ。。。
トレイのギターに身をまかせていると、もう心地良く、いつの間にやらじゃんぷ！
タテのりだよ、ナベさん！

再び、４０分歩いてくたくたになって帰ってきました。
つづく。。。

苗場たより９

1999/08/01 (日) 05:57
家族はキャンプサイトへ。私は犬と車。

アッコちゃんからもらった、７７−７８ＮＹＥをきいたよ！
あ、今度は携帯の電池切れ！

苗場たより１０

1999/08/01 (日) 06:06
我が家の苗場３日目。
フジロック２日目。
子供達は蒸し風呂のようなテントの熱さと、長距離の移動で、すでに物を言わなく
なっていました。ただ、つらいだけのものになったのです。
私は３１日は日中すべてを子供のために使うことにしました。

その日は我が家は苗場を離れ、湯沢の郊外の川沿いにある素敵なレストランで、食事。
その前にある川でベティもいっしょに水遊び！子供達に笑顔がもどり、キャーキャー
大騒ぎ！
つづく


苗場たより１１

1999/08/01 (日) 06:19
すっかり元気を取り戻し、ビールや氷も仕込んで、苗場プリンスへ。
今夜は子供達と妻が泊まります。

私もシャワーをいただき、子供達も
満足し安心したことろで日は暮れていい時間に。
残念ながら天空オーケストラは見損なったけど、今日はＰＨＩＳＨ一本！
ここのほうがいいという子供達をホテルに残し、妻と私はいざ、フィ
ールドオブヘブンへ！！
ここで、みなさんに報告。
妻がすっかりトレイに参ってしまって、中学１年の長女いわく、『パパはDeadhead
おかあさんはPhishheadsになったか。。。』だって！

その日のPhishはもう、さらに良くなっていました。
会場では福生の小林さんやmimiさんにも会ったヨ！
私は３回ほど休みましたよ、ナベさん。

途中でチベットのミュージシャンも登場した後、またまたトレイのギターで天国へ！

心地良い疲労感で帰ってきましたが、すべてのスレージの終わった後の人の数には
まいりました。

苗場たより１２

1999/08/01 (日) 06:24

私はベティと車。
なんと、ナベさんから携帯がかかってきて、Uncleさんとルルさんと会話！感激！
ナベさんの家に集まっている日だもんね！
飛んでいきたかったけど、もう、立っているのもつらい状態。
ちなみに妻は前のほうで、ずーーーっと踊っていたのだった！

明日はナベさんもくる！
そのな事を考えていると、あっという間に寝てしまいました。

苗場たより１３

1999/08/01 (日) 06:31
フジロック最終日！
今日も雲ひとつない朝です！

今日はナベさんもくる！
木陰の犬のフィールドオブヘブンでパーティだ！
だって、今日は８月１日。Ｊｅｒｒｙの誕生日だ！！！
みんなと、それを祝えるなんて幸せ！

今夜のＰＨＩＳＨではたして、Ｄｅａｄの曲はやるのか？
テラピンか？スカーレットなんてやられたら。。。どこまでいっちゃうかわからない
よ！
楽しみーーー！！！！

苗場たより１４

1999/08/02 (月) 20:54
今、青森に到着し、フェリーに乗り、函館に到着したところです。
今日はものすごく暑かったですね。
家族は船室、私はまたまた犬と車にいます。（なつく訳だ）
苗場最終日の話は書きたい事が山ほどあります。

Uncleさん、なかよしさん、tuutonさん、ネットヘッズさん、ＲＥＳありがとう！
完全サポートをしてくれたナベさん、後で書くね。

今夜、明け方に帰宅する予定なので、ゆっくり休んでからじっくり書きますね。


苗場たより１５

1999/08/03 (火) 02:54
今、帰宅しました。
NETのほうは明日にしようと思っていましたが、ついついパソコンの電源を入れ
てみると、なんとルルさんのポストが！
嬉しくてついついキーボードを叩いています。＞ルルさん、これからもよろしく！
ナベさん、セっちゃんには言葉に尽くせぬお世話になりました。
岐阜のヨシさん、チャーミングな奥様、電話ありがとう！もう、遅いので、明日
電話しますね。
MEE MEE さん、メール待ってるヨ！＞パートナーのクールな彼にもよろしく！
そうそう、ナベさんを通して美味しいワインを差し入れしてくださった小俣さん
どうもありがとう！＞小俣さんが地団駄踏んで悔しがるレポートを書くからね！
アッコちゃん、なかよしさん、ネットヘッズさん、TUUTONさん（テープ着いてま
したよ）、uncleさん、クロさん、ネットからのサポートありがとう！
会場でお会いして、バテバテでまともな挨拶が出来なかった、キハラさん、ごめ
んなさい。
かわたさん、ヒデット＆リデットのお二人、コバヤシ丸さん、橋本さん、サイト
ーさん、福生の小林さん、mimiさん、会えてよかったー！！！

では、風呂入って、一眠りして、荷ほどきしてから、ゆっくり最終日レポート
をアップします。

IV

苗場たより〜最終日

その日は、朝はやく目がさめました。まだ、太陽は山の影で気持ちの良い朝です。
暑くなる前に苗場たよりをいくつかアップしました。
ベティの散歩をして、昨日仕入れた氷やビールなどを準備して、駐車場から、いつもの
『犬のフィールド・オブ・ヘブン』へ。

しばらくして、ジンのパパ（岐阜のヨシさん）がいつものように登場。

そして、やってきました！
ナベさんとせっちゃん。小俣さんから差し入れのワインを冷たく冷やして、
クーラーバックいっぱいの冷たいフルーツを持ってきてくれました。
これをみんなで食べて元気出そう！って。ほんと、おいしかったー！！

ジンのママ（ノブちゃん）とビーグル犬のビッキー（本名ビックス）も
登場。meemeeさんも自分で染めたタイダイのカッコいいブラ姿で颯爽と
登場。もうやる気まんまん。パートナーの彼も登場。友達も登場。
ホテルでリフレッシュした、我が家の家族も登場。私が手染めした、
『Jerry is still alive!!』Ｔシャツを全員、着ています。あまりにおそろいで
ちょっとテレますが、これが夢だったんだ。

今日のみんなの予定は、木陰でのんびり鋭気をやしなって、夜のPHISHに
そなえるというもの。
元気なナベさんは、グリーンステージやその他を見てくると出かけました。

ところで、実はフィールズオブヘブンのPHISH とグリーンステージのZZ-TOP
がバッティングしてます。ZZ-TOPは私も昔から大好きで、前回の来日の際は
武道館から横浜まで追いかけたくらいです。
昨日までのステージを見て、私にまったく迷いはありません。もう、PHISHに
行くに決まってます！でも、一応、念のためにその事をチャコ（ウチの奥さん）
に訊きました。『え？そんなの比べ物にならない』てな返事で検討外です。昔は結構、
ＣＤを聴きまくったZZ-TOPもPHISHの前には、過去のものとして葬りさられた
ようです。＞ZZ-TOPごめんネ。御愁傷様。

なんだか、４日間の疲れもどっと出て、かなりだる〜い感じ。
せっかく寄ってくださった方々にも、この時はろくな挨拶が出来なかったように
思います。この場を借りて、ごめんなさい。

８月１日はJerryの誕生日。

私のタイダイを木の幹に巻き付け、そこにナベさんが作った、高橋さんのイラスト
のJerryが入ったＴシャツを貼り付け、Jerryの誕生日であることを書きました。
Dick's Picksのディックが、心臓発作で昏睡状態との悲しいニュースも入り、みん
なでヒーリングパワーを送ることにしました。

元気なナベさんは、友達を捜したり、フィールズオブヘブンまで歩いてきたり、すごい
アクティブ！せっちゃんはちょっと疲れたかな？

ジンのママが手作りのポタージュスープを作ってくれて、それがとっても美味しくて
元気が出ました。ジンのママ（ノブちゃん）ありがとう！

そうこうしているうちに、時間が迫ってきました。
我が家は、今のうちにキャンプサイトを撤収する事にしました。かなりの重労働となり
ますが、PHISHが終わった後にそれをやるのは、さらに辛いので思い切ってやって
しまう事にしたのです。
ナベさんが手伝ってくれました。ナベさん、すごいパワー！なんと、１回で撤収が完了
しました。

いよいよ、住み慣れた（？）犬のフィールズオブヘブンを撤収して、やっと日が陰って、
涼しくなった車にベティを移動。
みんなで、PHISHの待つ、フィールズオブヘブンへの長い移動が始まりました。

日も落ちてフィールズオブヘブンへ着いた頃にポツリポツリと雨が！３日間、晴天でしたが
ついに雨です。
そこで、サイトータモツさんと会いました。
お互い、もう言葉をかわさなくてもオッケーってくらい、親指を立て、笑顔で挨拶。

敷物ひいて、カッパ着て、準備をしているうちに雨はあがりました。ちょうど、ほこりよけ
程度の理想的な雨でした。ナベさんが、こんな雨がくればいいなあと言っていたとおりの雨
でした。

フィールズオブヘブンの雰囲気はナベさんいわく、『これはDeadショーそのまんまだ！』
というもので、とてもアットホームでいい雰囲気。
荷物を置きっぱなしにしても、子供たちの事も、可能なら犬を放しておいても、何の心配も
いらない雰囲気です。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝

ステージ前に人が集まり始め、雰囲気が盛り上がってきました。
大歓声の中をPHISHの４人が登場！
１曲目のトレイのギターで前半の全員がダンス状態！
お店の人達も全員踊っています。
今日は我が家の子供たちもノリノリで踊っています。
小学校５年のユースケは、北海道の『よさこいソーラン踊り』で鍛えたダンスを披露して
すっかりナベさんに気にいってもらえたようです。

PHISHはとてもインテリジェンスを感じるバンドです。
それは、メンバーの風ぼうによるものもあるかもしてませんが、全部の楽器がバラバラに
カオス状態になっても、きっちりキメで込み入ったブレイクをユニゾンで決めてくれたり
します。ものすごく冷静に演奏しているのでしょうか。バンドのまとまりが凄いです。
この戻り方って、まるで、Deadそのもの。
音楽は、ブルースっぽいところや、カントリーフレーバーはあまり感じられない、現代的
な感じで、ハイなピークが持続する演奏は、初めて見て、初めて踊る人にも親しみやすい
かもしれないし、実は奥は相当深そうで、なるほど、PHISH HEADS が増える訳です。
Deadの中でもゆったり目が好きな私には体力的にかなりキツイ面がありますが。＞でしょう？
＞ナベさん！
音楽はDeadとかなり違っていても、明らかにDeadが作り上げて来た世界や文化を継承して
いて、Deadheadsに支持されているのも納得できました。
会場はPHISHのＴシャツよりも、DeadのＴシャツのほうが多かったです。

そんな様子を確認して、私は前のほうへ。
もうそこは、全身にPHISHの音を浴びながら踊る踊る世界！
今日のPHISHはスゴイ！！
昨日までもすごかったけど、
PHISHがついに本性を出して、全開で来た！！って感じです。
昨日までは、全員がノリノリな状態になってくると、それが頂点になる前にトレイが曲調を変えて、
あらたなノリノリ状態に移動していくという演奏でした。
ところが、今日は、もう、最初から１曲づつ、完全に燃焼点を作って、ドカ〜ンと頂点状態をつ
くります。ところが、次の曲ではさらに、もっと高い山を次に持ってくるという
繰り返しで、どこまでいくのかわかりません！もう、これはスゴイよ、アッコちゃん！

PHISHはとにかく、いきなり踊りっぱなしで、それが持続していきます。
もう、ヒザもガクガク、腰もガタガタ、動くのも辛いんだけれど、みんなが踊っている事もあり、
もう楽しくて、楽しくて、え〜い、頑張って踊っちゃえ！という気にさせます。
自分が感じるままに身体を動かしてみます。誰に遠慮もいらない。日ごろのシガラミも
嬉しい事も悲しい事も、疲れた事も、人生の意味と喜びも、すべてすっとばして、歓喜の中に
身をゆだねるという感覚！

もう、恥ずかしさも何もありません。裸の自分であればいいと思いました。
もう、感じるまま、思うままに身体を動かしてみます。

トレイとPHISHのメンバーは、まるで私たちのために演奏を捧げてくれているんです。
だから、『ありがとう』と言うのは我々なんです。
でも、トレイは、ちょっとぎこちない、誠実そうなおじぎをしてくれました。
いつも、口を半開きにして、首を上下にみんなに言い聞かせるように笑顔でアイコミュミケー
ションしながら演奏します。
ベースのマイクはとってもクールで、ほとんど動きませんが、とてもまじめそう。
キーボードのペイジは、まるで大学の先生みたいなインテリな雰囲気で、終始ニコニコ。
そして、何といってもドラムのジョン！１日目のバイクのパフォーマンスも楽しかったけど
その、キレのいいタイトなリズムと、的確なオカズ。PHISHをここまでノリノリにしている
のは彼のタイコがすごく大きい。
トレイのギターは独特だけど、よく聴くと、サンタナみたいだったり、ある時はジミヘンその
ものというようなギターも聞かせます。

SET1が終わりました。
もう、たくさんの人と抱きあいました。すごく幸せな気分です。

みんなで軽い食事をしたり、水分の補給をしたりします。

SET2が始まりました。
途中から、我が家の子供たちは踊り疲れと、連日の疲労のためか大音響の中を寝てしまい
ました。それでいい。彼らは充分にPHISHを堪能したはずだから。
昨日はず〜〜っと前のほうから帰ってこなかった、チャコ（ウチの奥さん）もついにダウン。
これも、これでいいヨ！充分にPHISHを堪能し、犬と子供を連れてよく頑張った！

すこし周りを歩いてみました。
左側のＰＡスピーカの前にいってみると、ベースとキーボードのガンガン響く中で踊って
いた人々は、もう、とにかく全身で音を感じて踊っていたいっていう人ばっかりで、すごくいい
感じ！
そうだ！と思って、反対側にどうしても行きたくなりました。
踊りまくる人垣をかきわけ、かきわけ、右側のスピーカの前、ギターのトレイが一番近くに
見え、もっとも大きな音でギターが聞える場所に行きました。
やっぱり！！
そこは、まさに『トレイゾーン』でした！
私もしばし、そこで天国状態。
Shakn' Your Bone!
ホネまでゆすって踊るから、ガイコツになっても踊り続けるからDeadheadsなんだと、
誰かが言ったような気もするけど、そんな事を自分でも感じたのでした。

ず〜っとそこにいたかったけど、もう、終わりが近そうだったので、ちょっと具合の悪そう
だったチャコを無理に起して、アンコールは見せてあげようとしました。

アンコールはアカペラで、みんなの興奮を覚ましてあげようというようなコーラスでした。
ブルースやゴスペルの匂いのしない、まるでオペラみたいなコーラスでした。

普通はこれで終わるのでしょうが、最後の最後にまたまたすさまじい演奏がありました。
トレイは一度、みんなに小休止させて後、一気に最後の全員ダンス状態を目指しました。

そうそう、その前にこんな事がありました。トレイがジャンプしながら弾き始めました。
これは、毎日あった事なのですが、ギターを持った不動の姿勢のままジャンプするのです。
今日初めて起こった事は、ベースのマイクもいっしょに同期して揃ってジャンプを始めたのです。
もう、こちらはジャンプだけでもしんどいのに、演奏しながらです。
会場全員が彼らに同期してジャンプを始めると、不思議な世界が見えました。
自分たちは静止していて、天と地が上下に動いているような世界が出現するのです。
すると、信じられない光景が起こりました。ジャンプしながら、ギターを持った姿勢のまま
トレイがクルンと１８０度くらい回転するのです。
すると、マイクもそれに同期して、同じ方向へ向きを変えるのです。
もう、会場はウオ〜〜！！！！！！！！！
っていう地鳴りのような歓声でした。

アンコールは、どこにそんなスタミナが残っていたの？っていうくらいパワフルな演奏でした。
会場全部がひとつになった感動がありました。
光の中に浮き上がった、ちょっと小太りなトレイが、トレイがこのとき、Jerryに見えました！
みんなのために全身全霊で演奏してくれたんだ。

長いアンコールが終わり、撤収が開始されました。

誰かが、夜空に向って、万感の想いをこめて、

ありがとうーーー！！！！

と、叫んだ言葉が吸い込まれていきました。
それは、会場全員のPHISHに対する想いだったし、きっと、JerryとDeadに対する気持ちだった
と想います。
何といっていいかわからないけど、それは感謝の涙なんです。

こうして、PHISHの初来日は最高の形で終わりました。
みんなとPHISHから、言葉に出来ないけれど、とてもたくさんのものをもらった気がします。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

ちょっと気分が悪くなってなかなか戻ってこないチャコを待って、追い出しがかかってからも
ナベさんは待っていてくれました。
その間、ビッグフロッグのまなぶさん、ちいさなお子さんを連れた、奥さんにお会いしました。

一度、赤城山に戻って、ゆっくり休んでから帰りなさいという、強く有り難いナベさん、せっちゃん
の申し出を断り、駐車場の車の中で休んでから、まっすぐ帰ることにしました。

もう、疲労こんばいの家族には、これ以上の移動はなしに、とにかく休憩させ、夜明け前の涼しく
混んでいない状況で、帰路につこうと思ったのです。
一生この事は忘れないよ。すごいショーだった！きっと、日本のロック史上に
残る出来事だったと思う。

３時間ほど休んで、駐車場を後にしました。
横ではベティが、後ろでは家族全員が寝ています。
湯沢から関越自動車道に出て、一気に新潟まで北上します。

車のＣＤの１枚目はアメリカンビューティです。ショーの音が耳に残っているため、ついつい
ボリュームが最高になります。
ついさっきだったはずの、ショーの事を思い出しました。
Box Of Rain を聴きながら、PHISHの終わった後に、誰かが叫んだ『ありがとうーー！！』を
思い出すと、誰も見ていないせいか、一気に涙があふれてきました。
何と表現したらいいかわかりません。感謝の涙であり、感動の涙でした。
ちょっと、情緒不安定になったのでしょうか、その後、新潟までの２００Ｋｍの間、涙は止まり
ませんでした。
ナベさんの暖かい気持ちや、やってくれた事、せっちゃんのやさしい気持ち。
私の家族の心配を
みんなでしてくれました。そして、みんなやさしかった、沢山のDeadheads！
その人達の事を思い出すと涙が止まらないんです。

ちょっと、落ち着いたら、かかった曲がRippleだよ、アッコちゃん。
これはキクよ、ナベさん。Rippleだもん。ここで、一番の大泣き。＞泣きオヤジか、まったく。

アメリカンビューティが終わって、夜もすっかり開け、車の少ない朝のハイウェー。
遠くに朝もやにかすむ山々が見えます。真っ赤な朝焼けが雲に反射して、太陽が登ってきます。
疾走する車の中で次にかかったのが、Bertha。
せっかく、情緒安定したのに、このロケーションの中でハイウェーを疾走しながら、Jerryが

I had a hard run！

と歌い始めたら、もう、６日間の自分なりの、ささやかだけど、ハードランがよみがえって、また
また涙。

目覚めた、チャコと子供たちがキャキャ言い始めました。おお、元気になってる。
来る時はあまり耳を貸さないように感じた、PHISHのライブを大きな音で、聴きながら、
ああ、この曲もやったよね〜なんて言ってます。

我が家の、この夏最大のイベントが終了しようとしています。
子供たちには、けっこう、辛い旅だったかもしれません。家族サービスではなくて、パパサービス
のつもりで我慢してくれたかもしれません。
でも、この年ごろでPHISHが聴けたって事は、パパからの最大のプレゼントなんだよ。
いろいろ戸惑う事や辛い事もあっただろうけど、一生、忘れないでくれると思います。
犬を子供を連れていくという我が儘について来てくれたチャコ（妻）のプレッシャーと
ストレスも凄かったと思います。ついに最終日はダウンしたけど、たくさん素敵な友達も
出来たし、PHISHと出会えたし、よかったネ！
PHISHのアルバムは全部あげるから、これからは、あなたがPHISHを追いかけなさい。

家族を連れて、アメリカに住み、Deadを追いかけたUncleさんの御苦労の雰囲気だけは
感じたよ、Uncleさん。子供連れで、キャンプしながらDeadを追いかけたナベさんと
せっちゃんの気持ちも少しわかったよ、せっちゃん。

苗場よりもすごい、灼熱の炎天下のアメリカで、ショーで踊った後に、そのまま、翌日の
ショーのために炎天下を並んだというアッコちゃんの当時の状況が少しわかったよ、アッコちゃん。
命かけてたというのは、精神的だけじゃなくて、体力的、肉体的にもそうだったんだね！
スゴイよ、アッコちゃん！

ハワイで、お子さんを生んで、１歳かそこらで、Deadショーに連れていったというユウコ
さん、あなたはエライ！！

ありがとうPHISH！
ネットで掲示板やメールで応援してくれたみなさん。
会場で声をかけてくださったDeadheads。
いっしょに踊ったみなさん。ナベさん、せっちゃん。
ありがとう、みんな！

素晴らしい旅でした！

また、踊ろうね！

zep

setlist

07/30/99

Green Stage

Chalk Dust Torture, Guyute, Wolfman's Brother

Taste, Speech, Punch You in the Eye > Waste, Hello My Baby**

*the band huddled and Trey apologized for not being able to speak,
himself and then brought out a translator who spoke to the crowd
in Japanese
** a cappella

Field of Heaven Stage

set1:

Birds of a Feather, Sample in a Jar, Beauty of my Dreams

Stash,NICU, Funky Bitch, Ghost > Axilla

set2:

Down with Disease, My Soul, Reba

Hold Your Head Up > Bike* > Hold Your Head Up, Runaway Jim

Cavern

E:

Julius

* Fish said his vacuum did not make it over there...he said he was
going to torture the crowd by playing guitar and he was not going
to apologize to anyone for it. He would play a riff and then say
"damn"; to impress Shiomo, the drummer from The Boredoms because
Fishman has a crush on her

07/31/99

Field of Heaven Stage

set1:

My Friend My Friend, Golgi Apparatus, Get Back on the Train

Limb by Limb, Free, Roggae, Sparkle, Character Zer0

set2:

Also Sprach Zarathustra > David Bowie, Wading in the Velvet Sea

Prince Caspian, Fluffhead, Squirming Coil

E:

Tibetan monks chant for about 20 minutes

Brian and Robert*, Simple

* with Tibetan monks

08/01/99

Field of Heaven Stage

set1:

Cities, Rift, Wilson, Moma Dance, Divided Sky, Horn

Split Open and Melt, Poor Heart, Bouncin' Around the Room

Run Like an Antelope

set2:

Possum > Tweezer > Llama > Mike's Song > I am Hydrogen

> Weekapaug Groove, The Wedge, Lizards, You Enjoy Myself

E:

Sweet Adeline, Tweezer Reprise

※setlistはcobeeさんのTokyo Phish MarketおよびPhish Netを参照いたしました。