I
Phil Me Up！1
1999/08/17 (火) 11:51
みんな元気ですか？
いまCaliforniaです.そうです.Phil＆Friendsです！
昨日の朝LAを出発した，私とフクチン，ダンテの３人は，雲ひとつないCaliforniaの平原を貫くInterstate
Highway 5を,Eugeneに向けてひたすら北上しています.
距離にして約850マイル（1330Km！）.昨夜はSacramentを30マイル程過ぎたところでキャンプ．今日の夕方にはEugeneに着いて会場の下見，ひょっとすると．すでに誰かが列をつくっているかも．．．そうしたら私達もそうするしかありません．それが私達３人のやりかたです．
ダンテとの出会いは不思議だったんですよ．
88年夏のGreek
Theatreで,私は自分の席からの360 Cの眺めを写真に撮っていて,その中の1枚に男の人が写っていました.そしてなんとなく,彼とその仲間が私達の直ぐ前の席にいたのを,覚えていたんだけど,その年の暮れ,
Oakland
Coliseumで,またその写真の人が私達の前にいたので,話しかけたんです.それがダンテでした．
つづく．．．
Phil Me Up！２
1999/08/17 (火) 11:53
私達がハワイからだと言うと，ダンテのガールフレンド,キャシーの弟ジャックが近々ハワイに家を建ててLAから移ること，その家は大工さんである自分（ダンテ）が建てるので，もうすぐハワイに行くと言うのです．
聞いてみるとなんとうちから10分ほどのところ.
話しが弾んで,NYEまでの4日間,一緒にDeadをみていました.
年が明けてしばらくして,ジャックがテープをおみやげに，我が家を訪ねて来たんです．私達はやっと英語を話す程度の日本人のカップル，住所をあげたけど，本当に来るとは思っていなかったので，ちょっと驚いたけど,
Deadheadsの友達ができて，うれしかったです．
ところがそれからもっと驚くことがあったんです．
つづく．．．
Phil Me Up！３
1999/08/17 (火) 11:54
ジャックはハワイのあるお店で，１０代のころ近所に住んでいて，すごくなかよしで，お互いのお姉さんたちと一緒に初めてのDeadに行ったブライアンと，偶然に２０年ぶりの再会をしたんだけれど，そのブライアンというのは，私の妹と結婚してるんですよ！
私達とダンテがDeadのコンサートで出会ったことで，私達，ブライアン，ジャックとキャシーまで一気につながって，もうその偶然に，それぞれの家族までがビックリ！すぐに親しくなって，それからはショーに行く時はいつもダンテ，キャシー，ジャックと一緒，そして私達夫婦はアメリカ人のDeadheadsのなかに溶け込んでいくことができて，いろんなことが，数段ステップアップしたのは言うまでもありません．それ以来,Deadだけでなく,バケーションはお互いを訪ねては，シェラやハワイでキャンプを楽しむ仲です．
つづく．．．
Phil Me Up！４
1999/08/17 (火) 11:56
そのダンテと今も一緒です．EugeneのあとのGreekからはジャックも加わります.11年振りのGREEK！Deadのメッカとでも言うべきところです．
Summer Session 最後のSanta
Barbaraにはキャシーも！Philだったかなあ...“Deadは同窓会だよ”って言ってましたけど,ほんとにそんな感覚です.
さて，今右手には雪の残っているMt.Shastaが見えてます．
Oregonまであと30マイルほど．
まだDeadheadsの車は見えません．でもみんなEugeneに向かって,同じような気持ちでドライブしているんだろうなあ．．．
そろそろ電池がなくなりそうなので,これくらいで．．
チャンスがあったら，また便りをしますね．
See you next time.
“Phil～！楽しみにしるよ～！ Phil Me Up♪！”
Phil Me Up at Eugene５
1999/08/18 (水) 18:24
ヤッホー！
It was a GOOD SHOW！
Eugene 一日目,朝はけっこうゆっくり会場へ行くと,
10人くらい,すでに並んでいました.このCuthbert
Amphitherterは,94年にAutzen
Stadiumに来たときには,まだ出来ていなくて,新しいところですけど,Autzenのすぐ横にあります.
Eugeneは山間の緑いっぱいの街で,会場もこじんまりしてとってもいい感じです.4000人ぐらい入るなあ...
ステージから半円形に10mくらい座席がなくて,その後ろがベンチシート，そして芝生になっていて，私達は，正面のベンチの３番目くらいを取りました．
オープニングはGoverment
Muleとmoe.どちらも踊れます！なんて一言ですましちゃうけど,許して～！
つづく．．．
Phil Me Up at Eugene６
1999/08/18 (水) 18:25
Phil＆Friendsの今夜のメンバーは，Phil, Steve Kimock, Jhon Molo,
それに,キーボードとバイオリン＆ンギターがString Cheese
Insidentから,それにmoeのギターAlです.
Philの投げキッスから始まった一曲目はDark Star！
実は列に並んで待っている間,サウンドチェックでかなりの曲を聴いてしまったので，驚きはしなかったんだけど，やっぱりPhilのベースで，ダラララ～ン♪と始まると，きました！って感じですね～．．．．
さて始まったばかりですけど，眠くなってきちゃったので，また書きます．
でもね，Phil＆Friendsすごいよ．だって，メンバーがいつも違うのよ．最高のインプロヴィゼーション・バンドでしょう．．．
Deadとは違うよ．Kimockはいい音出してるし...
よかったよー！
じゃ，また後ほど．．．
Phil Me Up at Eugene７
1999/08/19 (木) 02:39
写真です。【長文ポスト】コーナーに貼ってあります。 zep
↓こちらからどうぞ
http://member.nifty.ne.jp/zep/grateful/post/atsuko0005.html
Phil Me Up at Eugene８
1999/08/19 (木) 07:15
昨日は途中で寝てしまって,ゴメンナサイ．．．
Dark Starで始まったとこまででしたよね.
zepお察しのとおり,バイオリンが効いてます．
String CheeseのMichael
Kang，韓国系でしょうね,小柄なオリエンタルです．この人かなり多才ですよ，ギターも弾くし，歌はLos
LobosのDavid（でしたよね）みたいな声で歌えるし.それにすごく嬉しそうに，ニコニコしながら演奏してます．
Philはみんなに声をかけながら,コンダクターみたい．．．
Deadのように，目でコンタクトができるというわけにはいかないみたいです．
２曲目はPhishの曲？
タイトルがわからないけど，WolfManて歌詞のあるやつです.
3曲目がMichael KangのヴォーカルでCrazy Finger.
それからnon Deadの曲が2曲続いて,PhilのChina Doll.
Jam→Dark Star reprise→ Eyes→Going Down The Road→Bid You Good
Night.アンコールはTom Thum Blues
つづく．．．
Phil Me Up at Eugene９
1999/08/19 (木) 07:17
イヤー踊りましたねー！Eyes→GDTRFBなんて,ほんとにあの世界！って踊りにはいりこんでいたら,いきなり後ろから人が倒れてきたんですよオ．．っていうか，人が飛んできたの！一瞬のことで，ぶつけらた私は前の２段のベンチにジャンプしてパターッて倒れたと思ったら，飛んできた人が私とベンチを飛び越え，前へダイビング！
私は危うく顔をスマッシュするところだったけど，ちょっとひざを打っただけで起き上がれたけど，飛んでった人はしばらく起き上がれなくて，頭でも打ったかと思ったけど，支えられて歩いていったから大丈夫でしょう，，あるんだよねー，アメリカのDeadのコンサートは，こういうことが，，，気をつけよーっと．
つづく．．．
Phil Me Up at Eugene１０
1999/08/19 (木) 07:18
Phil＆Friends，Kimockがいいですよお.時々スティールギターも弾くのよね．Pride
of Cucamongaが聴けるんじゃないかと，期待してます．
よくみてると，なにげなく弦をパラパラやってるみたいなのに，すごい音出してるのよ．
そのへんで，Deadの曲をやっていても，全然Deadのカバー・バンドじゃないって，感じマス．
（ちなみに,昨日のセットリストの中で，一番Deadっぽい感じだったのは，Tom
Thumでした.）
しかも毎回違うメンバーなんて，すごい楽しみじゃない？
うれしいね～！Philががんばってくれて！
♪Let there be PHIL to song the air！♪
Phil Me Up at Eugene１１
1999/08/19 (木) 17:45
今は１８日の午後です．
今日Eugeneのダウンタウンで，PhilのUnbroken Chain
Foundationの一環で,の地元の自閉症の子供達に音楽を伝えるプログラムのベネフィットの為に，Philがポスターにサインをするというので，行ってきました．
１時間くらいならんで，サインをもらいながら，一緒に写真を撮らせてもらっちゃった！
ファンのみんなと楽しそうに話して，元気だったよ Philさん.
私達の他にも東京から旅の途中で来たという．日本の若い子達がいて，初めてのショーで，憧れていたのでうれしい～って喜んでたし，わたしもこの思わぬチャンスは，エキサイティングでした！
今サウンドチェックでCasey Jonesをやっています．
またショーの後で．．．PHILの写真送りますね.
つづく．．．
Phil Me Up at Eugene１２
1999/08/19 (木) 17:46
いや～．．どころかキャー！ですよ，もう！！
ダメよねえ，もうDeadの世界を見せられちゃうと．．．今日はGoverment
Muleの Warren Haynes（元Allman
Brothers）がギターで加わるというので，期待してましたけど，Like a
rolling stoneで始まって，その後いきなりJam→I know you
riderはDeadの世界そのもの！
よーく聴いていると，KimockとWarren
Haynesのそれは，JerryとBobbyとは全然違うんですよ,でもあのスコーンと抜けて，音だけというか，音楽そのものの宇宙に入ってしまう感覚は，Deadですよね～．．．
Philしかいないのにね．．．不思議．．．．．
メンバーにもよるんでしょうけど，Dead以上のJamを聴かせてくれる場面がけっこうあるんですよ.
そして今夜のもうひとつのハイライトはDays
Between.あの曲をPhilが引きついでくれるのは,もうありがたいとしかいいようがないです.
それじゃなくても,もう“We want to
Phil”と言わずとも歌ってくれるんだから,うれしいですよね～！
メロディとベースのリズムが全然違うので，苦労したという話ですけど，なんの，なんの！Beautiful！
今夜は,Lovelight,Casey Jonesも聴きました.
つづく．．．
Phil Me Up at Eugene１３
1999/08/19 (木) 17:48
あしたはいよいよBerkeleyに向かいます.
ウフフ！まだ３回もショーがある！
それにしても，私は決まりました．Phil＆Friendsです．来年もまた来ます．このEugeneの会場も気に入ってます.
どこからか,やっぱりアッチャンはDeadheadsじゃのう，という声が聞こえてきそうですので，今夜はこれで．．．
Phil Me Up at Eugene１４
1999/08/19 (木) 21:16
今日のPhilの写真です！【長文ポスト】コーナーに貼ってあります。 zep
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II
こんばんわ
1999/08/20 (金) 17:18
おばんです。
今夜はBerkeleyのホテルからです。
シカゴに住んでいるHeadsの友人が、出張にかこつけて、Phil&Friendsに来ています。おかげで彼のノートブックから書いてます。
としさん、ナベさん、レスありがとう！
なんたって、明日もまたショーよ。Deadの時ほどの緊張感はありませんけど、
ツアーは楽しいですよー！
なんかね、PhilとSteave
Kimockが、これからのDeadのカギを握っている感じがします。
正直に言うと、JerryがSpaceで聴かせてくれた、あのSpacyな宇宙がほしいなあって
思ったりもするんだけど、でもあれはJerryのサイケデリックの世界だからね。
それは求めずに、あーこの音気持ちいいな～って、ギターの音をひろっていくと、
やっぱり`Kimockなのよね。
Philは彼のことを、｢This is my man.｣って、紹介していました。
すごいもの見てるよねーって、思います。 感謝、感謝！
Phil Me Up in Greek！１
1999/08/21 (土) 08:13
実に，１１年振りのGreeeeeek！
Greek
Theatreは，U.C.Berkeleyのキャンパスの中にある，ギリシャ神殿をモデルにした，野外劇場です．
一番高いところまで上がると，対岸のサンフランシスコと，そこへ向かってかかる，ベイブリッジが,湾をへだてて臨むことができて，夕焼けの景色は，圧巻です．
ここは,Deadシーンにとって，２０周年を祝った，メッカとも，総本山ともいうべき場所です．
８９年まで，サマー・ツアーといえば，必ずここが入っていたんだけれど，周りの住民の苦情が，がまんのレベルを越えてしまい，それ以来，Deadがここに戻って来ることはありませんでした．
nabeさんと私は88年に，ここでDeadを見ています.
つづく．．．
Phil Me Up in Greek！２
1999/08/21 (土) 08:14
このPhil＆Friends Summer
Session,かつてDeadを見にきていた頃によく会っていたHeadsと,どのくらい会うか,それも楽しみのひとつでした.
Eugeneでは,LAのJeffと会っただけです.Jeffは,あのテープ・ツリーを考案した人で，彼のテープには，易の,なんていうんでしょうね，サインですか，易文字が書かれているので，そのテープが回ってきたことのある人もいるんじゃないですか？その易のサインの意味が英語で書き添えてあって，それと同じものを，ステッカーにして配っているんだけど，Eugeneでは“AIR”と書かれていました.
今朝Greekまで行ってきたところ,なつかしいJimmyがいました．彼は必ず自分で染めた，タイダイの上下でかためていて，年もけっこういってそう．．．撮った写真をたくさん持ってきては，みんなにくれています．
きっと会場のなかで，もっとあえるでしょう．ではそろそろでかけます．
Phil Me Up in Greeeeek! 3
1999/08/21 (土) 18:57
atsukoです。I'm shyched!
見てしまいました、Philの世界！！！！！！！
やっぱり、やっぱり、やっぱり？
やっぱりPhil あなただったのね？！？
Phil あなたのことだったのね？！GratefulDeadって？？？
あなただったのね！！！ それを悟らせてくれた今夜に感謝するばかりです。
I'll go wherever his bass will go!
今夜はPhilの夜でした。同時にKimockの夜でした。
St.Stephenから始まった宇宙は、〔こんな言いかたしかできないけど、
でもあの広がりを示す言葉が”宇宙”のほかにあるでしょうか？）
ただただ、Philのベースがリズムを刻み、Kimockはそこに星をちりばめるのです。。。時には彗星のごとく、時には流れ星のごとく。。。。
東京から来ていた若い男のこが、私達の後ろで｢すごすぎる。。。。｣と
いいながら見ていたのが、印象的でした。
あれからもう６時間がたっているなんて、ほんと？
PhilとKimockは、ステージの上で抱き合っていました。
St.Stepen, Eleven, Unbroken Chain.....
Deadで見たかった世界を、全部みせてくれます。。。。。
100Tons of steel! Midnight Hour!! Cold Rain & Snow!!!
Deadも見せてくれます！
しあわせ～～～～～～！！！！！！
Phil Me Up in Greeeeek! 4
1999/08/22 (日) 04:43
夕べのショーはほんとにすごかったです。
さっきポストを読み直して、間違いが多くて笑っちゃったけど、
Psychedでしたよ、もお。。。
PhilはDeadでできなかったことに、挑戦してるんだと思います。
St.Stephen,Eleven,Unbroken Chainなんかは、 Jerryが、”あれは
リズムが難しいところがあるんだ”って言って、やらなかったのに、
Philは、Deadのメンバーはたった一人で、しかも今夜かぎりのメンバーで、
やるんですから。。！
Philは、今生きていることを、ほんとうに、喜んでいるんだと思います。
そのPhilを見れることが、シアワセです。今夜も！
私達はクレージーな集団です。
だから思いっきりクレージーに、Deadの世界で遊ぶの。
Philが生きている間に。。。。。
今夜はどうなることでしょう？ ワクワク！！
もう 完全にはいりこんでますよね。hahaha!
たまりませ～ん！
じゃあ 行ってきまーす！
III
Miracle Terrapin Night
by Tatsu tkimura@ix.netcom.com
1999/08/24 (火) 08:09
Miracle Terrapin Night
Ｚｅｐさん、みなさんはじめまして。
シカゴ在住のＴａｔｓｕといいます。
開設当初からこの掲示板を覗かせてもらっていますが、なかなか参加する機会を逸してしまってました。今回、ＴＯＯによるＤｅａｄ復活から約１年が経ち、私の「師匠」である「Atsuko＆Fuku」達とGreekでぶっ飛んできたので、ショウレポートは師匠にお任せする事にして、最高に良い音でショウを楽しむ為の席の確保についてレポートしますのでよろしく！！
一日目のショウが終わり、興奮さめやずホ部屋に帰ると時計の針はすでに0時を過ぎており、そのあと皆でワインやビールを飲みながらクールダウン。でも頭のなかではPhilのベースとKimockのギターの音がしっかり残っていてすぐには眠れるはずもなく、しばしの間みんなでDead談義。
Zepにレポートを書いているあっちゃんを残し、眠りに着くのがだいたい1時半頃で、起床はなんと4時45分！！
まず、目覚まし時計の音一発だけでFukuが起きて、次にダンテと私を起こし寝袋を抱えて二人で5時ちょうどに出発。我ながらDead Headsのパワーは凄い！！
ラインに到着するとその日はすでに1組だけ先にいて、ダンテと私は2番めを確保。（因みに初日は1番）
ここでちょっと面白い話をひとつ。
ラインの始めの方にいると次に来るHeadsに必ず「何時から来てるんだ？」と聞かれるので、たとえ朝の5時から来ていても「10～１５分前からだよ。」と適当に答えておきます。そうしないと次の日に1番を取られてしまうので。
まだ星が見える空の下で寝袋にもぐり込み、9時ぐらいまで爆睡。
9時ぐらになると後ろは20人ぐらいに増えて、その後どんどんラインは長くなって行き、10時頃になるとFukuがコーヒーと朝食を持ってきてくれ、ここで私達と交代します。
この後は本を読んだり隣にいるHeads達と情報交換しながらゲートオープンまでの（４：３０開場）時間を過ごします。
この時間が結構おもしろく、なぜかって、ダンテやFukuはDead Head達やBGPのスタッフに「顔」ですから色々な話が聞けるわけです。
そうこうしているうちに4時ごろになるとラインは開場突入準備体制になり、緊張感がはしります。
この時手荷物を持っていると中を検査されて入場に時間がかかるので、場所取り用の敷物だけを持ってあとは全部あっちゃんや私の家族に渡しておきます。
さあ、いよいよ会場突入という時に、スタッフの隙をみてラインの後ろにいたF ｃｋな奴が私達の前にCut in。 すかさずダンテがすっ飛んで行き、クレームを付けて後ろに戻しましたが、みんな良い場所をキープするのに目が血走ってる状態。
4時30分ゲートオープンと同時にダンテが1番に、そして次にFukuと私が突入し、無事ステージとSound Boardの中間でほぼセンターを確保。
これで正真正銘、今夜のDead Worldへのチケットを手に入れた訳です。
そしていよいよ待ちに待ったGreek二日目、「Miracle Terrapin Night」のはじまり、はじまり…
後はあっちゃんよろしくね！！
IV
Phil Me Up in Greeeeek！５
1999/08/24 (火) 17:38
Greekの後,数時間の睡眠のあとすぐにSanta
Barbaraのショーへ向かったので,書く時間がありませんでした.
<Miracle Terrapin Night> Greekの2日目の夜は,
夢のようでした．
オープニングのDancin' in the streetは,30分も続いたでしょうか...
日ごとにジャムが長くなっていくような気がします．
そして２曲目はなんとCosmic Charlie!
Deadがやらなくなって,15年以上になるんじゃないでしょうか...
こうした曲を,Philは次から次へと出してきてくれます.そして,どれを聴いても,新しいんです.
Bird
Songのジャムは，聴いていて鳥肌が立ってしまいました．Philの歌はとってもsweetです.
そして何をやったと思います？
つづく．．．
Phil Me Up in Greeeeek！６
1999/08/24 (火) 17:38
Terrapin!!
一曲ごとに,引き込まれていくジャムは，Philのベースと絡み合って，キラキラときらめいて，私はそのなかに，とっぷりと浸って，揺れています．
もうすでにJerryの幻影はありません.
Jerryはすでに放たれています.
そしてPhilが見せてくれたのは，それはSpacyでSweetな世界，でした．
アンコールに出でてきたPhilに「君たち，静かじゃないか」と言われて，みんなやっと夢から覚めたみたいです．
聞き慣れたBox of rainまでが,すごく新鮮でした.
終わってからのみんなは，驚きと,満たされた心地のよさに浸って,しばらく動けないようでした．
こういう感覚は，たまにDeadでも起こりました．
この場にいたことの喜びを，お互いに顔をみあわせて，確かめ，よかったねー！と，抱き合って喜べるぐらいに素晴らしいショーでした．
つづく．．．
Phil Me Up in Greeeeek！７
1999/08/24 (火) 17:39
私は，Deadの音楽に浸っているとき,本当にしあわせです.そのことを,ひしひしと感じながら,ホテルに戻る途中でした,ふと横に並んだ車を見ると,Philに似ている人が運転席に座っていたので,「ねーねーあの人Philに似てるよ」などと，言いながらよーく見ると，なんと本当にPhilだったんです！PhilとJillでした.
そして私達が気が付いたことにPhilも気が付いて,手を振ってくれたんです！
私たち3人は,車の中で大騒ぎでした．
最高のショーのあとのこのすごい偶然に，私は泣きそうでした.なんて今回はPhilと縁があるんでしょう．
最高のツアーです！
ホテルに戻ってからも，すごかったね，よかったね！
と話していると，どんどん時間がたってしまいます．
楽しいツアーもあと一日．
何が聴けるか，楽しみでしかたがないです．
peaked at Santa Barbara!１
by Fuku afuku@interpac.net
1999/08/25 (水) 14:20
LAとEugeneの往復3000キロの，On the
roadの旅の最終地は,パームツリーとメキシコ風の家が立ち並ぶ，海辺の街Santa
Barbara.
前夜のGreekの後にわずかな睡眠を取って,早朝からLAまでのドライブはハードだったけど，早く会場に到着した連中には，ステージ真下のピットに入ることを許され，Deadのショーでは前代未聞のがら空きの最前列で，イワシのカンヅメのように押し合う必要なく，チャクラが開くまで，踊り狂うことができました．
つづく．．．
peaked at Santa Barbara!２
by Fuku 1999/08/25 (水) 14:21
Help→Slip→Franklinでは,Philはコンダターのように頭を振り，特徴である足踏みをしながらバンドをピークへいざない，それとともに，僕の隣の女の子は，声もでないほど昇りつめ，僕自身，人間の脳が味わうことができうる，最高のハイな気分を体験したみたいです．したみたいと言ったのは，悲しいかな，我々肉体を持って現実社会で生きている人にとって，それはすでに過去のものに属してしまっているからでしょう．やはりこのての音楽は，その場その時にそこにいることが大事なのです．
ショーの終わった後に誰かが後ろで言ってました．
どうやらPhilは新しいモンスターをクリエイトしてしまったみたいだって．
さてさてみなさん，くれぐれも新しくチューンアップしたバスに乗りそこねないように．
V
Phil Me Up in Santa Barbara１
1999/08/25 (水) 15:45
Terrapinが出たあとの私のクエッションは，The Other One
は誰が歌うのだろう..？というものでした.
Kimockがなんでも出来るとわかった以上,The Other
Oneだって可能だと,ふと思ったことへの答えがSanta Barbaraでした.
PhilのヴォーカルではじまったCryptical
Envelopment,Steveとコンタクトしながら，The Other
OneへのベースのタイミングをはかるPhil．それはWarrenのSmoke Stuck
Lightningへと続き,さらにOther
One→Crypticalへと,Suiteの展開を見せ,いっきにGrateful
Deadの世界へと入っていきました.
そしてまたしても驚いたのは,WarrenのJust a little
light．Philにはそれが誰の曲であるかというこだわりは,全くないようです.それにしてもWarrenのヴォーカルはピッタリ！時折Brentのようなオルガンを聴かせてくれる，String
CheeseのKyleとのコンビは，もう9年も聴くことのなかった,なつかしいBrentを,いとも自然に蘇えらせてくれました.
つづく．．．
Phil Me Up in Santa Barbara２
1999/08/25 (水) 15:46
それにしても，ステージ最前列のオーケストラ・ピットへ入れたのはすごくラッキーでした．レールと呼ばれるかぶりつきをとるのは，私達にとって難しいことではないんだけれど，ステージが高いと，音が頭の上を超えていってしまうので，今回はレールへはいかないまま最終日をむかえて，少し心残りだったのが，ここはステージも低く，そのうえ限られた人数しか入れないので，ゆったりとしたスペースで，踊ることができるし，PhilもSteveも,目の前です.前日あれほどまでにPHIL
UPされて,これ以上何を望むことができるだろうと,思っていた私達へ,最高のプレゼントでした．
Help on the Way→Slipknot！→Franklins Towerと続くセット，Steveと
Warrenと Michael
KangのギターがSlipknotでピッタリと合って，Franklinへと入っていく...こういう感じはまさにDeadです.でも,歌よりもジャムを前面に出したJazzyな展開は,まさしくPhilがやりたかったことのようです.
つづく．．．
Phil Me Up in Santa Barbara３
1999/08/25 (水) 15:46
Greekから,もうSteveは座っていません.最近耳にするようになった，Little
Toasterというあだ名そのもののように,Hotなチューンが飛び出してきます．
時にはPhilのそばにピッタリとついて，時にはWarren,Michaelと向き合って同じチューンを楽しそうに弾き，時には自分のギターに酔いしれるているかのように笑みを浮かべて，Philによってどんどん引き出されているSteve
Kimockの世界を,見せてくれるのです.
それにしてもPhilは,みんなが何を聴きたがっているのか,ちゃんとわかっているんですね.アンコールの一曲目はMorning
Dew でした.私はDeadのライブを何十回と見てきましたけど，Morning
Dewを聴けることはあまり多くないんです.Deadのオリジナルではないけれど，Jerryのチューンのなかでも最高峰の一曲と，思っています．Philはさらに淡々と，そしてしみじみと，この歌をうたってくれました．
この夜はまさにDancing Night, moeのAlをまじえての最後は,Iko Iko.
Happyなツアーの幕でした．Greekからの3日間,いつも私達の前にいて,ユニークな踊りをしていたMarkとガールフレンドのDebbyに別れを告げて,車に戻った頃にはもうクタクタでした．．．．．
VI
Music for mind
1999/08/27 (金) 21:37
Music for mind
２週間ぶりにハワイ島の我家に戻り、なんだか現実にアジャストするのに、
睡眠を要しています。
ツアーをフォローしたのは９４年以来、５年振りです。
その間にJerryはこの世を去り、Philも生死の際までいってきました。
でもPhilは蘇えったのです。きっと、移植の決断は、そうとうなものだったに
違いないと思います。けれどそれを乗り越えたPhilとJillは、音楽という感性
を通じて、生の喜びを伝えようとしている、そんな生命の活力に満ちあふれた
エネルギーの感じられる、Phil & Friendsのギグでした。
Philは毎夜アンコールの前に、必ず一言話していました。
「私が今生きているのは、臓器を提供してくださった人がいたからです。
今も何千何万という人が、生きるために臓器を必要としています。もし皆さん
のなかで、臓器提供に興味のあるかたは、運転免許証の欄にチェックするだけ
でなく、提供をOKする立場になるあなたの家族に、その意志を伝えておいてく
ださいね。」と呼びかけていました。
Philはほんとうに、生まれ変わったようです。
以前にもPhil Harmonia
といって、Deadの曲の指揮をとることを、やりたか
ったみたいですけど、見ていて、ほんとにコンダクターのようでした。
Deadの曲って、肝心なポイントがあるでしょう？そこをしっかりおさえて、
あとはその時のメンバーと自由にジャムを楽しんでいました。
それも最初はPhilのベースがリードしている感じだったけれど、Summer
Session最後のギグでは、みんなの音がほんとうにバランスよくブレンドして、
セッションというより、すでに仲良くやってきているひとつのバンドのようで
した。Deadも常にインプロヴィゼーションをとりいれていたバンドだったけれど、
それをメンバーを変えていくってことは、すごいイデアであるとともに、すごい
チャレンジですよね。それが今のPhilです。
聴いていると、Philのベースのリズムがまずボトムを押さえて、キモックがメロディ
をおおきくまとめ、そこに、他の楽器が味をつけていってるようでした。
Jhon Moloのドラムはマシーンです。
それを聴きながらよく考えてみると、いろんなところで、Philでなければいけない
ところが、あるんですよね。。。。Unbroken Chainとか、Eleven とか、
The Other One
なんかもそうです。そうなんですよね。ベースがPhilだったから、
Grateful Dead だったんですよ。
Phil&FriendsはGrateful
Deadを見せてくれるけれど、Deadとは違います。しいて
言えば、DeadはRock'n Roll Band だったけど、Phil &
Friendsは、もっとずっと
Jazzよりのバンドです。でもJazzというわけではなく、新しいタイプのSession
Bandです。Greekの２日目、私はほとんど、身体をゆらしていただけでした。
自分でも、あれー踊りまで変わっちゃたかな？って思ったくらい、このバンドの奏
でる音に、誘い込まれてしまいました。
そして感じたことのひとつに、Let Jerry go
ということがあります。すでにJerryは
いない、ということです。自分でも驚くほど、まれに、”ああ、ここのところのJerry
のtune.....”なんて、思い出すこともありました。でももう、それぞれの胸のなかにし
ばっているJerryへの思いを、解き放つ時がきたんです。Philの時代になったんです。
新しいGrateful Deadです！
Deadheadsの車に貼られたJerryのスティッカーは、少しずつ色あせて、代わりに
"LESH is more" "PHILENGRUVEN"
という、Philのスティッカーが輝いています。
なんでしょうねー、旅のまとめでも書こうと思ったのに、結局Phil
&Friendsのこと
ばかりですね。
ツアーの楽しさは、他のDeadheads達とショーを共有できることでもあるんですよね。
Eugene で会ったBerkeleyに住んでいるというJapanese
Headsは、おいっこが日本
でバンドをはじめたっていうので、それなら見てみたら？って言って、そのおいっこを
連れてきたというんです。まだ１０代のようなおいっこ君、最初はとまどっていたみた
いだけど、ついに踊り出すんですよ。Greekまで一緒で、最後はハグして別れましたけ
ど、きっと今度はバンドをやっている仲間をつれてくるんだろうなー。
もうひと組、日本の若者で、中学からの仲良しだと言う、２０代の４人組とも、Eugene
からGreekまで一緒でした。１０ヵ月ぐらいアジアを旅をしてきた子、アリゾナ、コロラ
ドあたりをぶらぶらしていた子、ロスに住んでいる子、それぞれに前からDeadに憧れて、
ぜひ見たかったので、落ち合って見に来たそうです。いろいろ話したけれど、コンサート
の雰囲気が温かいってことを、しきりに言ってました。初めて見に来て、あのGreekの
ショーを見ることができて、おめでとうって、言ってあげたけど、彼らの純粋な感動は、
見ていてとても気持ちよかったです。彼らとはまたきっと会えることと思います。
tatsuのファミリーもなかなかですよ。１２歳と８歳の娘たちも一緒で、途中寝てました
けど、あとから８歳の子に「どうだった？」って聞いたら、「おもしろかったー」って
言いながら、サンドイッチをむさぼる姿は未来のheadsです。tatsuはライン・デューティー
に目覚めて、すっかりコミットしています。ラインにいると、必ず顔なじみになるので、
Heads達と、ショーの話や、昔の話をしながらすごす時間も、ツアーの楽しみのひとつです。
今回はほんとにステキな偶然に恵まれました。
それぞれの地でPhilの近くに行けた偶然。それからこんなこともありました。
ツアーに出る少し前、Dick Latvalaが亡くなった知らせの最後に、
Franklin's Towerの一節が添えられていました。
"May the four winds blow him safely home"
そのときなにか心に残る一節だなあと思ったんです。
まだなんの偶然とも感じませんでしたけど、１５日にLAを出たときにかかっていた曲が
Franklin's Towerでした。
Eugeneで買ったPhil&FriendsのCDにも、Philの歌うFranklinが入っていて、Eugeneを
出てからの道中は、終始、このCDをかけていました。そしてGreekからの帰り、車で偶然
横に並んだPhilに手を振って、車がそれぞれの方向に別れたときに、そのCDの、Philの
歌うFranklinの "♪Safely
Home"が流れていたんです。イヤ！スゴイ！と、この偶然に
一瞬胸が踊りました。
それが、この偶然はいったい何？と思うまでになったのが、Santa
Barbaraの
セットの最後の曲がFranklinで、隣で踊っていたフクチンは、これがピークだったと、
言うのです。Franklinだったことの意味はわかりません。
でも、何故？
本当は偶然なんて、ないんですよね、すべてはタイミングからつながっていく必然です。
これが私たちカップルのカルマだとしたら、悪くないよねって、ふたりでほくそえんでい
ます。なんってたって、私たちの結婚記念日はPhilの誕生日なんですから。。。。
私はDeadのライブの音楽に浸っているとき、ホントウに、しあわせなんです。
それは音楽と一体になれるからでしょうね。
でも何故Deadなんでしょう？
それは好みの問題ということにしておきましょう。
新しいGrateful Deadから、目が離せないんです。
tatsuからも ”つぎのバスはいつ出るんだあ～ ”なんてメールが届いています。
帰ってきたばかりだというのに、気持ちはもう、次に向いています。 やめられません。
悔いのないように、やるだけです。
というわけで、最後まで読んでくださった皆さん、ありがとうございます。
ヨシ！今度行って見よう！と決意をされた方が、一人でもいてくだされば、
うれしいです。 We'll see you there.
08/17/99Cuthbert Ampitheater - Eugene, OR
Set 1:
Dark Star*-> Wolfman's Brother*-> Crazy Fingers*, Whiskey In A Jar+
Restless Wind+, China Doll
My Favorite Things*-> Dark Star*-> Eyes Of The World*->
Going Down The Road Feeling Bad*-> We Bid You Goodnight*
E:
Tom Thumb Blues*
Comment:
Lineup: Phil Lesh- Bass and vocals, Steve Kimock - Guitar, John Molo
- Drums
Michael Kang - Electric Mandolin and vocals, Kyle Hollingsworth -
keyboards and vocals
*Al Schrier - Guitar, +Billy Nershi - acoustic guitar.
Opener: Government Mule, Moe
08/18/99Cuthbert Ampitheater - Eugene, OR
Set 1:
Like A Rolling Stone-> I Know You Rider, Mississippi Half Step*
Patchwork Quilt*, It's Up Too You*, She Said-> Tomorrow Never Knows*
Jack-A-Roe*, Days Between*, Blue Sky, Lovelight
E:
Casey Jones
Comment: Summer Sessions Tour
Lineup: Phil Lesh- Bass and vocals, Steve
Kimock - Guitar
John Molo - Drums, Warren Haynes - guitar and
vocals
Kyle Hollingsworth - Keyboard and vocals,
*Michael Kang - Electric Violin.
Opener: Galactic, String Cheese Incident.
08/20/99Greek Theatre - Berkeley, CA
Set 1:
Saint Stephen-> The Eleven-> Mountains Of The Moon*->
All Along The Watchtower* **, 900,000 Tons Of Steel*
Unbroken Chain*, Kissing The Boo Boo**, Cold Rain and Snow
E:
Midnight Hour+
Comment:
Sound Check: Dark Star, Saint Stephen-> The Eleven
Saint Stephen-> The Eleven, Saint Stephen, Saint Stephen-> The
Eleven
The Eleven, Tons of Steel (6 times), Midnight Hour (5 times).
Lineup: Phil Lesh- Bass and vocals, Steve Kimock -
Guitar
John Molo - Drums, Kyle Hollingsworth - keyboards and vocals
Warren Haynes - Guitar and vocals.
Michael Kang - *Electric Violin and **Electric Mandolin, + House Man
- Vocals.
Opener: Galactic, Government Mule.
08/21/99Greek Theater - Berkeley, CA
Set 1:
Dancing In The Streets-> Cosmic Charlie, Bird Song, Crazy Fingers
Footprints, The Wheel-> Terrapin Station, E: Box Of Rain
Comment: Summer Sessions Tour. Sound Check: Dark
Star, Bird Song, Wild Horses, Morning Dew
Lineup: Phil Lesh - Bass and Vocals, Steve Kimock - Guitar, John Molo
- Drums.
Michael Kang - Electric Mandolin and Electric Violoin, Al Schrier -
Guitar.
Opener: String Cheese Incident and Moe.
08/22/99County Bowl - Santa Barbara, CA
Set 1: Cryptical Envelopment-> The Other One-> Smokestack Lightning->
The Other One-> Cryptical Envelopment, Soul Shine, Broken Arrow
Just A Little Light*, My Favorite Things
Help On The Way-> Slipknot-> Franklin's Tower
E:
Morning Dew, Aiko Aiko+
Comment:
Summer Sessions Tour. * Without Michael Kang.
Lineup: Phil Lesh - Bass and Vocals, Steve
Kimock - Guitar
John Molo - Drums, Kyle Hollingsworth -
Keyboards and vocals
Warren Haynes - Guitar and vocals
Micheal Kang - Electric Mandolin, +Al Schrier
- Guitar and Vocals.
Openers: Moe and Government Mule.