Hiroki's Picks Special Vol.4 Brent Mydland Unreleased Solo Album 02-25-1982
Solo Live 04-16-1988
Go Ahead 10-31-1986
このコースはアンカーの方が１ヶ月以上保管した後、
応募者が現れなかったため、自然終了いたしました。
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- Hiroki's Picks Special 第４弾！(HPS4)
- Brent です！Brent 特集！今回のHPS4は80年代の Grateful Dead のキーボードそして、個性的なボーカルとしてDeadを支えたBrent Mydland に焦点を当てます。
時代背景（Brent Mydland Biography）
- Brent Mydland、1952年10月21日 西ドイツにて誕生。
- 1975年、Brent はSilver というPOPグループに加入。私はSilverを聴いた事はありませんが、キーボードソロは無く、popなサウンドだったようです。
1976年にAristaからバンド名と同じSilverというアルバムを出しています。メンバーは John Batdorf - guitar, vocals / Greg Collier - guitar, vocals / Tom Leadon - bass, vocals / Brent Mydland - keyboards, vocals / Harry Stinson - drums, vocalsという5人編成でした。
Brent は10曲のうち、Musician (It's Not an Easy Life)とClimbingの2曲を提供しています。SilverはこのLPから3枚のシングルも発売しています。
ちなみにBrent が去った後のSilverは、1978年に Cry Me A Riverというセカンドアルバムを発表しています。- 1976年のEric AndersenのSweet Supriseには、キーボードではなく、バックボーカルとして2曲に参加しています。
- 1978年2月17日、The Roxy Theater, LA, CA でBob Weir Band のキーボードとしてステージに立ちます。
Bobby は1974年から1976年まで続けたKingfish を解散して、1年半後にBob Weir Band として再び自分のソロプロジェクトをスタートしたのです。そのバンドのキーボードに選ばれたのがBrent でした。
メンバーはBobbyとBrent、ギターにはBobby Cochran、BassにはRich Carlos、drumsがJohn Maucerでした。
10月にはbass がDee Murrayに変わって4回ほどショーを行っています。- Bob Weir Band がメンバーチェンジをしてもBrent は残り、1980年にバンド名がBobby And The Midnites となっても、Brent は在籍していました。
メンバーはBobbyとBrent、ギターにはBob Weir Band から継続してBobby Cochran、bassには、あのヴァニラファッジ、そしてBBAでもお馴染のTim Bogert、drumsはマハビシュヌオーケストラでもお馴染みの達人Billy Cobham 、そしてハーモニカ、コンガ、ギターにMatt Kelly というテクニシャン揃いのバンドでした。
Brent のBobby Band への参加は1981年1月31日まで続きます。- 1979年2月17日のショーを最後として、Keith & Donna Godchaux夫妻が71年、72年以来、足掛け8年間在籍した Grateful Deadを去ります。理由はさまざま言われていますね。Jerry との音楽的意見の相違とか、ドラッグが原因とか、真相はわかりません。
- 2ヶ月後の同1979年4月22日、Brent Mydland がついにGrateful Dead のキーボードとなります。若干26歳でした。Bobby Band に参加した翌年の事でした。
この時のDeadのメンバーは、 Jerry Garcia - guitar, vocals / Brent Mydland - keyboards, vocals / Billy Kreutzmann - drums / Bob Weir - guitar, vocals / Phil Lesh - bass / Mickey Hart - drums の6人。80年代黄金のメンバーですね。- Keith は不幸な事にDeadを辞めてから1年半後の 1980年07月23日、 Marin County, Californiaにて交通事故でこの世を去ります。享年わずか32歳でした。
- 一方、Brent は1980年4月28日にアリスタからリリースされたGrateful Dead 久々のスタジオ盤、Go to Heavenからスタジオレコーディングにも参加。
Brent は全8曲中、 Far From Me、 Easy To Love Youの2曲を提供しています。
そして、1980年のFallツアーを録音し、1981年3月25日にリリースされたReckoning で、オフィシャルライブのデビューを飾ります。- 同じく1981年8月26日リリースの、名作Dead Set と続きます。Dead Set は、Warfield Theater, San Francisco, 9/25 - 10/14 1980とRadio City Music Hall, NYC, 10/22-31 1980からの抜粋でしたね。
- 1981年10月21日にリリースされたBobby And The Midnites のスタジオ盤にも参加。
このバンドのDrumsは達人 Billy Cobhamのままでしたが、Bassはあの Alphonso Johnsonに変わりました。他のメンバーは変わらず、 Bob Weir - guitar, vocals / Bobby Cochran - guitar, vocals / Matthew Kelly - harmonica, vocals / Brent Mydland - keyboards, vocalsの6人編成。なお、このアルバムでBrentの作曲は、Haze という曲一曲でメンバー全員の名前と共にクレジットされているだけです。- 今回ヴァインする、リリースされなかったソロアルバムのレコーディングは、その翌年、1982年の2月となっています。
- Brent は、それからは80年代すべてを通してGrateful Dead のキーボード、そして個性的なボーカリストとしても、Deadに不可欠なメンバーとなります。
- 1985年のMatt Kelly のアルバム、A Wing And A Prayer では、5人のDeadメンバーが参加しています。
Bobby が3曲、Jerry は2曲, Bill Kreutzmann が1曲, Brent は4曲、Keith が1曲です。
どうしてKeith が入っているのか？これは1973年と1980年の録音も含まれていたからのようです。- 1985年と言えば、1月18日にGolden Gate Park付近でJerry が逮捕されてしまうという事件がありました。
- 翌1986年7月10日にはJerry が糖尿病で昏睡状態になり、生死をさまようという事態になった時でした。
- その1986年に、Brent はソロプロジェクトとして、Bill Kreutzmann とGo Ahead を結成。
Billy は1984年にDavid Nelson 、Larry Murphyらと Billy Kreutzmann's All-Stars を結成していました。
Go Ahead は、Drums にBill Kreutzmann 、Keyboards & VocalsにBrent、Guitar & VocalsにAlex LigertwoodとJerry Cortez、BassにDave Margen というラインナップでした。当時、Billy が40歳、Brent は33歳でした。
このバンドにはRobert Hunterや、Jesse Colin Youngも参加する事があったようです。- 1986年10月のJGB、12月のDead 復帰までGrateful Dead が先行き不透明なブランク状態になった３ヶ月がありました。
Go Ahead がそうしたDeadheads の不安を多少なりとも和らげたのかもしれませんね。- 1987年7月にAristaからリリースされたDeadの6年ぶり、そして最大のヒットとなったスタジオ盤、In The Dark。
Brent は、 Hell In A BucketでBobby and Barlowと共作、そしてTons Of Steelを提供しています。- 80年代後半になり、Brent はますます存在感を増し、オジリジナルな創設メンバー達と双璧の存在感を放ちましたね。そのDeadショーでの活躍はここで改めて書くまでも無いと思います。
- 1988年5月発売のBob Dylan の23枚目のスタジオ盤、Down In The Groove では、Jerry, Bobby, Brent の3人がバッキングボーカルで参加しています。余談ですが、このアルバムでは、2曲にRobert Hunterがかかわっていて、Dylan & Hunter という珍しい組み合わせがあります。 Ugliest Girl in the Worldと Silvioです。
- 1989年10月発売のDead の最後のスタジオ盤、Built To Last では、全9曲中 Just A Little Light、Blow Away 、I Will Take You Home、 We Can Run（CDバージョンのみ）の実に4曲の名曲を提供。ますますBrent の存在が大きくなっていきました。ところが．．．
- 1990年7月23日World Music Theatre, Tinkey Park , IL でのショーが彼のラストショーとなりました。
- 3日後の1990年7月26日、突如、この世を去ります。享年、37歳。 Lafayette,Californiaの彼の自宅で。死因はドラッグの摂取過多と言われています。彼は前年89年くらいからspeedballを多く用いるようになったとも言われています。Keith同様、あまりに若過ぎる死でした。
- 彼の墓はLafayette, Contra Costa County, California のOakmont Memorial Parkにあります。Brent R. Mydland と刻まれた下にはピアノが彫刻されています。ピアノの上にはこう彫ってあります。HE LOVED HIS FAMILY HIS MUSIC AND HIS FRIENDS
- ロックンロールスピリット溢れるピアノとキーボード、独特のしわがれ声を振り絞ってシャウトするボーカル。個性的なだけに好き嫌いも別れるでしょうが、たまらなく好きな人も多いと思います。私も大好きです！
- Jerryをまるで恋人を見るような目でみつめながら目をそらさずに演奏するBrent 。Jerry が微笑めば、本当に嬉しそうに瞳を輝かせながら演奏していました。
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音源解説
- Hirokiさんの音源ですから、もちろんすべてサウンドボード（SBD）録音です。
- 3つのパートに別れています。3枚のCDのうち、1枚は、82年にBrent がソロアルバムを出そうとして、リリースされなかった音源が半分。当然、スタジオ録音です。そしてもう半分が、1988年4月16日の彼のソロコンサートのライブです。
- 残り2枚が1986年10月31日のGo Ahead のライブです。たっぷりとBrent にひたってください。
- Unreleased Solo Album 02-25-1982
- まず最初は、リリースされなかった1982年のソロアルバムです。Hirokiさんのメモでは、1982年の2月25日となっています。
- 収められているのは全8曲。全曲、Brent の作詞作曲です。
- このアルバムには、Monty Byron がTons Of Steel、Dreams、Maybe You Know、Nobody's、Long Way To Goの5曲に参加しています。録音には、ベティボードでお馴染みの Betty Cantor-Jackson さんも参加していたようで、彼女は、Phil がこのアルバムを気にいって、毎晩のようにスタジオに来て、御機嫌で聴いていたと回想しています。
- ヴォーカルはもちろんすべてBrentですが、全体的に、キーボードは前面に出ていなく、バンドとしての音作り、曲作り、アルバム作りをしています。
ジェネレーションにアナログカセットが入っているせいか、全体的にカドの取れた丸い音ですので、高音を持ち上げるなどのイコライジングをして聴かれたほうが良いかもしれません。- Inlay It In Your Heartはミディアムテンポのメローなバラード。それでもbassとdrumsはメリハリのついたリズムを刻みます。Brentは終始軽めのエレキピアノを弾いています。
- 2曲目はお馴染みの名曲 Tons Of Steel。Monty Byron のディストーションの効いたギターが印象的なリフとメロディーを奏でます。ここではBrentはヴォーカルに徹しているかのように、ほとんどキーボードの存在を感じさせません。
Tons Of Steel は Grateful Dead でも84年から87年にかけて29回演奏されています。そして87年のIn The DarkではついにDead ナンバーとしてスタジオレコーディングされますね。- 3曲目は Dreams。メローでPOPな仕上がりの曲。Brent もソフトなボーカルを聴かせます。オルガンで軽くバッキングをしています。エンディングはキーボードソロが入りかかったところでフェイドアウトしていきます。
- 4曲目の Maybe You Knowはギターのリフが効いたロックンロール。結構派手で華やか、まるでT-Rexかフェイセズみたいな音作りに感じました。この曲は83年に5回、86年に1回の計6回、Deadでも演奏されています。Brent の食いしばったようなボーカルがカッコいいです。思えばこの時、彼は29歳のはず。もともと老け声だったのですね。
- 5曲目は Nobody's。久々にBrentのオルガンがはっきりと聴けます。スリリングな曲調でなかなかの曲。
このアルバムで、まともなキーボードソロを聴かせるのはこの曲がほとんど初めてです。Hell In A Bucketのようなバリバリというバイクの効果音が入ります。もしかしたら、Hell In A Bucketのあの音は、Brentの提案でこの曲から拝借したのかもしれませんね。- 6曲は See The Other Side。再びミディアムテンポのナンバー。重たく、ディジャブを起こさせるようななつかしい曲調です。ラストにハモンドオルガンのソロが聴けます。
- 7曲目は Long Way To Go。メロトロンのようなストリングスサウンドのイントロ。おそらくシンセサイザーでしょうが、厳かに始まるスローナンバー。遠くで吠えるようなBrent の熱唱が聴けます。Brent の名曲 I Will Take You Home に通じるものを感じます。
- ラスト8曲目は Take One。これまたミディアムテンポのナンバー。Brent はここでも熱唱。そしてピアノでバッキングします。
- こうして聴いてみると、圧倒的にミディアムテンポのナンバーが多いです。それぞれがはっきりとしたビートの効いたリズムに支えられて、ロックンロールスピリットを秘めた曲作りになっています。プレイヤー、ボーカリストとしてだけでなく、ソングライターとしてのBrent の魅力も感じる事が出来ます。
- 1枚のＣＤの中で、引き続き、Brent のソロライブが続きます。
- Solo Live 04-16-1988
- これは、Sexson Auditorium, Pasadena City College, Pasadena, CA で行われたBob Weir Solo Acoustic joined by Brent Mydlandという内容のショーの一部で、Brent パートのSBDライブ音源です。
- SEVA Benefitとして行われたこのショーは、Brent のピアノだけのsoloショー、そして他に Jackson Browne, Crosby & Nash, Bonnie Raittが出演しています。Brent のソロの後にBobby のAcoustic Soloが行われたようです。（Brent はBobbyのショーではBlackbirdに参加しています。）
この形式のショーはその年に３回行われています。この4/16と4/26、そして7/10です。- この1988年は、1989年10月31日にリリースされた、Deadのスタジオ盤としてはラストアルバムであるBuilt To Lastのレコーディングが開始された年でもあります。
- このショーの時のBrent は Grateful Dead のメンバーとして丸9年のキャリアを積み、およそ700回のショーを行ってきた強者です。87年7月にIn The DarkというDead史上最大のヒットアルバムを出し、スタジアムに数万の観衆を動員するようになった後のGrateful Dead のキーボード＆ボーカルを勤めあげてきたBrent です。
生ピアノ一台による弾き語りは、自信と魅力に溢れたステージとなっています。思わず引き込ませる、聴き入ってしまう、身体が揺れてしまう、緩急自在のピアノとボーカル。自分の思うとおりの事を思うままに表現出来るミュージシャンBrent がいます。- そして、この音源は音質も素晴らしくクリアです。これを聴かせてくれたHirokiさんに改めて感謝します。
- 30分足らずの短いステージ。短いながらも充実の演奏は全6曲。すべてピアノだけの弾き語りです。
- MCに褒め褒め、派手派手に紹介されて歓声の中をBrent が登場します。１曲目は、Tangle Up Your Dreams (あるいはLove doesn't have to be pretty) 。作詞はJohn Perry Barlow。静かに語られるような、大人のラブソングでしょうか。♪愛はきれいである必要はない、楽しくある必要はない、花やレースである必要はない、それは君から得られる、弾の入った銃のように．．♪そんな歌詞が唄われます。やはり後半は絞り出すような熱唱となります。
- 2曲目は Louie, Louie 。Richard Berryの作曲で1963年にKingsmenがヒットさせた曲です。Deadは67年、69年に各1回、この88年に5回、89年に1回の計8回演奏しています。Brent はシンブルなピアノで、このOLD SONG を歌い上げます。後半につま弾かれるJazzyなソロが光っています。
- 3曲目は、Gentleman, start your engines 。インディ500のスタートは伝統的にこの言葉が使われますね。これまた、Brent & Barlow コンビによる曲です。と言っても、もちろんインディ500の曲ではなく、 Barlow らしい、午前3時のコンバットゾーン、ウィスキー、ガソリン、少女、ビンテージのTNT．．．といった言葉がちりばめられてます。
Built To Lastのために、この年、1988年にレコーディングされた曲ですが、アルバム採用はありませんでした。Deadでは、この年の6月と7月に2度だけ演奏されています。Brent はここでは切迫感のあるイントロのピアノとボーカルの後、短いながら情景を醸し出すようなソロを聴かせてくれます。- 続くのは、Blue Dress。Frederick Long と William Stevenson の作曲で、1964年にShorty Long、1966年にはMitch Ryderがヒットさせたロックンロール。Bruce Springsteen も取り上げていた曲です。Dead では1987年に6回ほど演奏されています。
Brent はホンキートンクなロックンロールピアノを聴かせてくれます。- 切れ目なしに、演奏は Good Golly になっていきます。言うまでもなくオールドロックンロールの名曲。Robert Blackwell とJohn Marascalo の作品で、1958年にLittle Richard がヒットさせた曲ですね。Brent は生ピアノ１台で御機嫌にドライブを効かせてロール！
- あっという間にラストです。情感溢れるピアノのインプロビゼーションが流れ、一瞬静かになったと思ったら、オルゴールのような、なつかしいイントロが奏でられます。あの曲です！ I will take you home 。Brent & Barlow コンビによる傑作。私はBrent の曲の中で、何といってもこの曲が最高に好きです。
何度聴いても感動します。癒されます。慈愛に満ちたBrent のピアノとボーカル。この日の演奏も期待どおりです。Dead でも、この曲がBuilt To Lastのために作られた1988年からBrent が他界する90年まで、わずか3年間に34回も演奏されています。
この先、20年も30年も演奏して欲しかったBrent の突然の死。唯一のなぐさめは、彼が自宅で亡くなったという事です。この曲を聴くたびにそれを想います。Stella Blue が Jerry にしか唄えないように、この曲もBrent にしか唄えない曲だと思います。- バラードやミディアムテンポの曲が多いBrent。でも、つくづく、Brent は8ビートのピアニスト、ロックンロールキーボードだったんだなと感じます。
- Go Ahead 10-31-86
Capital Theatre, Passaic, NJ
- 1986年7月にJerry が倒れ、昏睡状態となり、Grateful Dead の活動の先行きがまったく見えなくなりました。その8月にBrent は Bill Kreutzmann とソロプロジェクトを組みます。メンバーはSantanaで、Read Vocal, Guitar, Percussionを担当していたAlex Ligertwoodと、Youngbloods でGuitarを弾いていたJesse Colin Young とJerry Cortez、そしてBassにやはりSantanaからDave Margen というラインアップでした。Brent 以外のリードボーカルは主にJesse Colin Young が取っているようです。9月から10月にかけて、東海岸でミニツアーを行いますが、最初はバンド名を KOKOMO と名乗っていました。KOKOMO はBeach Boysの曲名であり、インディアナの町名でもあります。
- 最初はニューヨークのカフェであるThe Ritzからスタートしましたが、10月29日と31日にニュージャージーのCapitol Theater でショーを行った時から、Go Ahead と名乗りました。
- この音源は、この時、10月31日のハロウィーンショーのものです。
- このバンドは12月で一端終了しました。しかしながら、翌1987年11月末に、Alex Ligertwood とJesse Colin Young が抜けて、Bobby が入り、Go Ahead with Bob Weir という形でショーを行っています。こちらのメンバーでは、11月から翌1988年3月まで12回ほどのショーを行っています。
- Grateful Dead とSantana と Youngbloods のメンバーが融合したこのバンド、サウンドはDeadとはかなり違う、雑ぱくに言えばもっとロック！というサウンドを聴かせてくれます。それぞれが持ち歌を披露するという面もありますが、それだけで済まないメンバーがコラボレーションされた事で、実に新鮮なアレンジを聴かせてくれます。
- Go Ahead 紹介のMCに続いて、Dave Margen のチョッパーベースが響き渡り、ギターがうなりをあげます。一体、何の曲なのはわかりません。Brent が唄い始めてやっと Not Fade Away だとわかります。何とまあ、新鮮なアレンジのNFA！ボーカルは持ち回りで取っていきます。早速、Brent がオルガンでソロを聴かせてくれます。ちなみに、バランス調整で、ベースやギターの音量が多少上下します。オープナーの曲ですので、仕方ありません。
- 2曲目は、イントロから一発でそれとわかるSantanaの She's Not There 。なにしろSantanaのメンバーが入っていますから。Bill Kreutzmann とBrent のラテンリズム、Santana スタイルのキーボードが楽しめます。ギターもなかなかです。
- 3曲目は Far From Me 。Brent の作曲で、80年リリースのBrent 初参加のDead のスタジオ盤、Go To Heaven でオープナーを勤めた曲ですね。Deadでは80年から90年まで74回演奏されています。もちろん唄うのはBrent 。よりロックに、よりPOPにぐいぐいとプッシュされた演奏が楽しめます。
- 4曲目は Well Alright 。Buddy Hollyの曲で、SantanaもBlind Faithもカバーしています。
イントロのユニゾンギターがカッコいい。Brent のバックコーラスが目立つ目立つ。相変わらずSantana スタイルのキーボードを聴かせます。Billy のドラムもいい仕事してます。- 5曲目は、キレのいいギターのイントロからあのリズムへ。NFAはもう演ったし、IKO IKO かなと思うと、 Women Are Smarter 。Brent のボーカル、イケてます。キーボード＞ギターと続くソロもたっぷりです。
- ここでちょっとMCが入り、6曲目は Medicated Goo 。Traffic のナンバーです。Winwood ＆ Miller コンビの作品。ギターソロが御機嫌です。
- 7曲目はBrent ナンバー、 Easy To Love You 。Brent & Barlow コンビの作品。Dead ではBrent の加入した79年に21回、80年に15回、その後は演奏されなくなって、なぜか90年に9回演奏されています。ここではちょっと速めでなめらかな仕上がり。
- オオカミかコヨーテの遠吠えを口マネしてから始まるのが、Santana の大ヒット曲、 Black Magic Woman 。当然、 Gypsy Queen へと続きます。オリジナルメンバーのAlex LigertwoodとDave Margen に加え、Brent とBilly、そしてJerry Cortez とJesse Colin Young のそれぞれの持ち味が堪能出来る盛り上がった演奏です。
- CD1枚目のラストは、Dave Margen のBass Solo です。約8分強行っています。こういうソロってなんだかなつかしい。
- ここで長いMCが入ります。メンバー紹介。どうやら、Bill Kreutzmann が行っているようです。ジョークで始めちゃったブルースに唄をつけているのも、もしかしてBill Kreutzmann ？だとしたらとても珍しい聞き物です。唄われるのは、Born In A Whorehouse 、♪オイラは売春宿で生まれた．．♪ミシシッピデルタのブルースにつきものの、もの悲しいテーマですね。もっとも中味はかなりヘロヘロでシャレの域は出ていませんが。
- 続くのは、 御存知 Stones のSatisfaction 。Brent のボーカルです。実はDead もこの曲は80年から31回、演奏してます。
途中からテンポダウンして曲調が変わり、フリーなJam が開始されます。そして、再びメインテーマに戻って曲は無事終了。これはまさにDead スタイルの演奏ですね。- 次はBrent の得意ナンバー、Hey Jude。Stones の後はBeatles という訳です。Deadでは、85年から28回演奏されていますが、ほとんどがリフレンのコーラスから。このHey Jude はイントロからしっかりと フルコーラスをBrent が唄います。これは嬉しいプレゼントです。
- Hey Jude 終了後に続く形で、静かなJam が演奏されます。そしてアカペラ状態で唄い始めるのが Dear Mr Fantasy 。元曲は1968年のTraffic 。そしてcodaは再び Hey Judeになっていきます。この部分はDead でも何度も採用されていますね。
- ベースが再び粗削りなリフを刻み始め、Brent のキーボードが Hey Pocky Way の始まりを告げます。Dead では、この演奏の後に採用されて。87年から90年まで25回演奏されています。元々はTraditional で1975年にThe Meters、81年にThe Neville Brothersによってヒットした曲。コーラスが元気良くて楽しい演奏です。
- そのまま、Billy のドラムソロへ。アコースティックなドラムの生音そのままのソロです。Deadのあの凝ったDrums はやはりMickey の趣向が大きいという事がここでもわかります。ここでは、Billy の飾りの無いタイトなDrums がたっぷりと聴けます。
- キーボードとベースがからんできて、Jam となります。このへんは、まさにDead スタイルの Drums > Space の世界。Dead よりはかなり可愛らしい印象です。Dead のDrums > Space はある種、Dead のサイケデリックの神髄部分だと思っていますが、Billy + Mickey & Jerry が揃って初めて到達出来る世界だと改めてわかります。
- 続くJam は、各メンバーがさまざまなアプローチを試みているのですが、どうもまとまりが無く、残念ながら散漫なものになっています。
- そして待ちかねたようにベースがこの日3度目のあのリズムを開始します。残っているのは Iko Iko ですね。バナナボートのような、カリプソムード一杯の御機嫌な演奏です。このIko Iko はかなりいいですよ。これがラストナンバーとなります。
- 私も、今回のヴァイン企画で、しばらくの間、たっぷりとBrent にひたっていました。そして聴くほどますますBrent が好きになりました。Brent ファンで、まだこの音源を未入手の方はお見逃しなく。 04-21-2003 zep
| はじめに | 時代背景｜音源解説 | 参加方法 | SETLIST | HP専用BBS | 参加者一覧 |
参加方法■方法はCDRの回覧（ヴァイン）です。
送ってきたＣＤを御自分の好きな、ＣＤ、ＭＤ、カセットなどにダビングして、元音源を次の方に送付するという方法です。
■ノーマルな７４分メディア3枚です。
■コースを３つ設けて受け付けます。定員、締め切りは設けません。ただし、後ろの方は回って来るのが数ヶ月後になります事をご了承ください。
■送受信連絡はHP専用掲示板にて行います。それに伴い、このページにメールアドレス公開となります。
HP専用BBSに送受信の連絡が出来る方。
※相手のメールアドレスがわかったらなるべく早いうちに連絡を取りあってください。音源が来てからやっと連絡して、たまたま、連絡が取れなくて困惑する方がいますが、事前に『連絡を取りあって』いれば何の問題も起こりません。最近、こういうトラブルがちょっと目につきます。バッドトレーダーにならないよう、自分自身で最良の方法を考えてスムーズな回覧を心がけましょう。※メールが来たら必ず応えましょう。また、返事が来ない場合は何とか連絡がつくように手を打ってみましょう。メールアドレス公開を自己責任で了解出来る方。
■参加条件は以上の２つです。回覧期限等は決めません。『シェアする気持ち』さえあれば、うまくいくと思っています。
■言わずもがなですが、このホームページで行っているすべての回覧、B&P、トレードに関して、音源のブートレッグ（海賊盤）作成への流用、金銭トレード等の違法な使用は固くお断りいたします。
■御希望の方は私zep<strangetrip@nifty.com>までメールください。
メールには
- コース名：HPS4
- ハンドル名：
- 送付先住所：
- 氏名：
- 電話番号：
- メールアドレス：
を書いて、必ずメールタイトルに半角英数で『HPS4』という文字を入れてください。
（この件に関する専用BBSでの送受信連絡にも必ずタイトルに『HPS4』という文字を入れてください。）
個別の返信はいたしません。参加者が一定数集まって、コース数が決まったらこのページに参加者一覧を表示することでお返事とさせていただきます。メールを出してから１週間ほどお持ちください。
お名前がアップされた後は、ご自分のお名前があるかどうか、メールアドレス（クリックしてメーラーに表示されるものも）が正しいかどうかのチェック、前後の方との連絡をよろしくお願い申し上げます。
お問い合わせの際には、■ハンドル名（アップされているお名前）
■ヴァイン名（HPS4など）
■コース名（１or２or３）
■NO（１〜３０．．．）を書いていただくと、作業上、たいへん助かります。皆さんと共にそれぞれが役割分担しながら成り立つヴァインですので、ご協力いただければ嬉しいです。
進行状況はHiroki's Picks専用BBSに自発的に書いてください。
応募したのにハンドル名が無い方は専用BBSか私宛に私信ください。
※他の件といっしょに応募される方がいますが、ヴァインに関しては、他の連絡といっしょにしないでください。メールが紛失する場合があります。まとめて申し込まれる場合も必ず１通づつメールを分けてください。
※２度目、３度目の方も、常連の方も送付先を書いてください。処理上助かります。
互いにこのページでメールアドレスを確認して再度、住所を連絡しあったり、トレード仲間になってくださいね。- ■zepにメール ⇒ このページで参加と相手のメールアドレスを確認 ⇒ 参加者同士がメールで住所連絡（なるべく早めに事前に行ってください）⇒ Hiroki's Picks専用BBS で進行状況把握
．．という手順です。
※Hiroki's Picks専用BBS は、『送った』『受けた』だけでなく、一言、音源に対する感想などを書いていただくと、楽しいBBSになると思っています。ネット上にみんなでGrateful Deadの広場を作りましょう！では、メールを待っています。
04-21-2003 zep
| はじめに | 時代背景｜音源解説 | 参加方法 | SETLIST | HP専用BBS | 参加者一覧 |
CD1
Unreleased Solo Album 02-25-1982
Source: SBD C > D > CDR01 Inlay It In Your Heart 03:23
02 Tons Of Steel 04:38
03 Dreams 06:11
04 Maybe You Know 05:03
05 Nobody's 02:58
06 See The Other Side 05:26
07 Long Way To Go 04:39
08 Take One 03:03
Solo Live 04-16-1988
Sexson Auditorium, Pasadena City College, Pasadena, CA
Bob Weir Solo Acoustic joined by Brent Mydland
Source: SBD MC > D > CDR09 Tangle Up Your Dreams (Love doesn't have to be pretty) 08:02
10 Louie, Louie 03:28
11 Gentlemen, Start Your Engines 03:33
12 Devil with the Blue Dress > 02:00
13 Good Golly Miss Molly 02:13
14 I will take you home 04:29Total 59:14
SEVA Benefit - Brent solo, Jackson Browne, Crosby & Nash, Bonnie Raitt, Bobby Solo
GO AHEAD 10-31-86
Capital Theatre, Passaic, NJSBD
CD2 :
1. Not Fade Away 07:39
2. She's Not There 06:16
3. Far From Me 04:46
4. Well Alright 04:14
5. Women Are Smarter 05:32
6. Medicated Goo 04:53
7. Easy To Love You 5:27
8. Black Magic Woman > Gypsy Queen 07:38
9. Bass Solo 08:42
Total 55:41CD3 : (61:35)
01 -- mc -- > Born In A Whorehouse 08:32
02 Satisfaction 06:54
03 Hey Jude 06:04
04 Jam > Dear Mr Fantasy > Hey Jude Reprise 09:04
05 Hey Pocky Way > 04:45
06 Drums > Jam> 18:23
07 Iko Iko 07:50
Total 61:35
Brent Mydland - Keyboards & Vocals
Jesse Colin Young - Guitar & Vocals
Alex Ligertwood - Guitar & Vocals
Jerry Cortez - Guitar & Vocals
Dave Margen - Bass
Bill Kreutzman - Drums
| はじめに | 時代背景｜音源解説 | 参加方法 | SETLIST | HP専用BBS | 参加者一覧 |
07-06-2004 現在参加者一覧（進行状況はHP専用BBSをご覧ください）
コース１
zep ＞04-22-2003 発送！
No ハンドル メールアドレス
1 ガリー・ジェルシアさん
2 Hoffyさん
3 じずあささん
4 ひろじいさん
5 アキヒロさん
6 熊杉さん
7 SATAN Y.さん
8 がじゅまるさん
9 今井さん
10 マサル さん
11 ハイサイさん
12 さかさん
13 klaftwerkさん
14 Hundredyearhallさん
15 マッキーさん
16 ゆかぽんさん
17 藍sageさん
18 wauiさん
19 しげやん
20 カンさん
21 Hugoさん
22 Big Riverさん
23 da kineさん
24 さとうさん
07-03-2004 回覧終了！
『よせがき』を見る
コース2
No ハンドル メールアドレス
1 たにさん
2 チャ〜ちゃん
3 TERUさん
4 Shin-Gさん
5 ヴァガボンドスキーさん
6 宮入さん
7 mizu-umiさん
8 TKMさん
9 YUさん
10 ハマさん
11 anton さん
12 ぶたやまさん
13 つぐひろさん
14 ねじやさん
15 ４１さん
16 黒瀬さん
17 檀家さん
18 夕凪さん
19 ノーションさん
20 イーエスさん
21 HIDEMUZICさん
22 ミロさん
05-12-2004 回覧終了！
『よせがき』を見る
コース3
No ハンドル メールアドレス
1 standmanさん
2 トミタさん
3 asadenさん
4 redneck さん
5 シゲさん
6 Ｔａｋｅｓｈｉさん
7 ゆうじさん
8 ももちち さん
9 よしかわさん
10 OYAZI さん
11 はらださん
12 鈴木（１） さん
13 ｔｏｍｏさん
14 せんこうさん
15 cha-さん
16 GUTSさん
17 kesさん
18 ｋａｚさん
19 skunkyさん
20 キャプテンクックさん
21 piouhgdさん
22 けんたろうさん
04-30-2004 回覧終了！
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