Hiroki's Picks Special Vol.6 Jerry Garcia Band
02/14/76 (Sat)
Keystone - Berkeley, CA
回覧終了いたしました。03-10-2006に全回覧を終了いたしました。
人数無制限、締め切り無しで回覧しておりましたが、
アンカーの方にそれぞれ1ヶ月以上保管していただき、
その上で申込者が居ませんでしたので、自然終了となりました。
2003年4月5日から回覧開始。
約3年かかって全コース完全終了。
のべ87人の方に回覧。ありがとう!
なお、申し訳ありませんが、再回覧の予定はありません。
多くの方々がシェアしてくださいましたから、これから
聴きたい方はBBSにて逆オファーされるか、この
ページの参加者の方に直接にお願いしてみてください。
参加者のみなさんに何の約束も義務もありませんが、
その際には、応じてあげていただければ幸いです。
それからが、本当のシェアかもしれませんね。
03-10-2006 zep
| はじめに | 時代背景|音 源解説 | 参加方法 | SETLIST | HP 専用BBS | 参加者一覧 |
- Hiroki's Picks Special 第6弾!(HPS6) またまたヴァインはスペシャルシリーズです。
- そういえば、ここのところのヴァインではしばらくJerry の声を聴きませんね。
そこでお待たせいたしました!真打ち登場!Jerry Garcia Band です。
それも、1976年。若いJerry 、bass はもちろんJohn Kahn ですが、なんと、Keith とDonna が入ったJGB です。
え?それってDead とどこが違うのって?そりゃもう、聴いていただくしかありません。
時代背景
- Jerry のソ ロプロジェクト、Jerry Garcia Band の変遷の概要は、HPS3 の解説に書いたとおりですが、そもそもの始まりを、1991年のインタビューでJerry は次にように回想しています。
確か、68年か69年あたりに、サンフランシスコの小さな クラブで、Matrix on Monday nights と呼ばれる日に、Howared Wales と演ることにしたんだ。Jhon Kahn と僕はそれ以来一緒に演っているんだ。
Grateful Dead を演っていない合間を見つけて、そこで演奏するのを気にいっていた。
Howared Wales は難しい人だったけど、驚くべき素晴らしいオルガンプレーヤーでありミュージシャンだったよ。我々は多くを学んだ。
我々は2〜3年、Howared Wales と演ったけど、やがて彼が去り、我々は、Merl Saunders とセッションするようになったんだ。(大意意訳)
小さなクラブでのジャムセッション。気楽で楽しい中にも、素晴らしいミュージシャンとの共演で、多くの刺激を受けていた様子が伺われます。
- そして、古くからの友人David Grisman や Peter Rowan らとOld & In The Way を行ったのが、1973年。
- その後は1973年から74年まで、Merl Saundersとのセッションを 行っています。1974年1月から8月までは、Drums がBill Kreutzmann でした。
- 1974年の4月から6月にかけては、Great American String Band と名乗って、再び David Grisman らとブルーブラスバンドを行います。
- 1975年には、HPS3で回覧した、1979年の Reconstruction の前身とも言うべき Legion of Mary を結 成。半年ほど活動した後に、8月から、Jerry Garcia Band が スタートします。(8月後半にはチラリとKeith and Donna Band にも参加しています。このバンドにはマウスハープで Matt Kelly も参加。SF周辺ミュージシャンの頻繁な交流が伺い知れます。)
- このJerry Garcia Band のメンバーは、
Jerry Garcia - guitar, vocals
John Kahn - bass
Nicky Hopkins - keyboards, vocals
Ron Tutt - drums
で、やはりNicky Hopkins のトリルの効いたピアノが気になるところですね。
このメンバーは、1975年8月5日から12月31日まで続きます。1975年といえば、ちょうど、Grateful Dead が休業期間だった時ですね。(1975年のGrateful Dead の数少ない活動の概要は、Peace For Allah = PFA の回覧やバンガサ写真館で知ることが出来ます。)
- そして、1976年1月より、今回の音源のメンバー、
Jerry Garcia - guitar, vocals
John Kahn - bass
Keith Godchaux - keyboards, backing vocals
Donna Godchaux - vocals
Ron Tutt - drums
によるJerry Garcia Band となります。
このメンバーは1977年の8月まで続き ます。
- それからは、Drums がBuzz Buchanan となり、Maria Muldaur も加わって、さらに1978年11月まで続きます。
その後の1979年は、メンバーを一新し て、Reconstruction となって行く事になります。
- ここでちょっとだけ、Jerry のスタジオ盤について思い出しておきます。
- Garcia
Jerry のスタジオ盤の最初のソロアルバムは、1972年1月にワーナーからリリースされた、そのままのネーミング" Garcia "。これは、ほとんどがDead の曲で占められていましたが、DrumsをBill Kreutzmannに手伝っても らっただけで、後はすべての楽器をJerry 自らが行っています。Dead の曲を違うアプローチで演奏したという形ですね。
- Garcia (Compliments of Garcia)
セカンドソロは、1974年 6月にラウンドレコードから発売された" Garcia (Compliments of Garcia) "。John Kahn のプロデュースによるこれは、うって替わって、 Larry Carlton や Merl Saunders、Maria Muldaurをはじめとする30 名を越えるミュージシャンが参加していますが、Dead のメンバーは1人も参加していません。もちろん、Robert Hunter は作詞で参加していますが。曲もDead ではなじみの薄いものが多く、Dead と違うものを意識した作りになって います。
- Reflections
スタジオ盤のソロ・サードアルバムは、1976年2月にラウンドレコードからリリースされた" Reflections "です。 そしてこれが、Jerry Garcia Band ではなく、Jerry のソロクレジット最後のアルバムとなります。このアルバムには、当時のDead のメンバー全員、すなわち、Phil、Donna、Keith、Mickey、Billy、Bobbyが参加しています。その他では、Nicky Hopkinsの参加が光っています。そして、全8曲中、5曲がDead ナンバーで占められています。
もはや、メンバーや曲でDead との違いを出す必要もなく、Jerry のソロはJerry のソロであるという境地だったのか、それともJerry はもっと好きなようにDead ナンバーを演奏したかったのかもしれません。
- Cats Under the Stars
1978年4月にJerry Garcia Band として の初アルバム、" Cats Under the Stars "がアリスタから発表されます。77年から78年にかけ て、念入りに録音されたものです。今回の音源のメンバーが全員入っています。Merl SaundersやMaria Muldaurも参加しています。 このアルバムは売り上げはさっぱりだったようですが、Jerry がとても気にいっているアルバムだと回想しています。
- Run for the Roses
1982年11月に" Run for the Roses "がアリスタからリリース。この当時は、 John Kahn、 Ron Tutt以外のメンバーは一新されていますから、新生Jerry Garcia Band 唯一のスタジオ盤という事になります。
- 1971年11月のHoward Wales and Jerry Garciaによる"Hooteroll?"や、1975年のOld and In the Way を始めとして数々のライブアルバムが出され、近年でも出され続けていますが、スタジオ盤としては以上が主なところです。
- 今回の音源は、Reflections のライブサウンドという事になりますね。
| は じめに | 時代背景|音源解説 | 参 加方法 | SETLIST | HP専用BBS | 参加 者一覧 |
音源解説
- Hiroki さんの音源ですから、すべてサウンドボード(SBD)録音です。
- 2001年1月に、Grateful Dead Records か ら御機嫌なライブアルバムが出ましたね。
Jerry Garcia Band の Don't Let Go です。これはジャケットもシンプルで素敵でした。
1976年5月21日、サン フランシスコの Orpheum Theatre でのライブです。
今回の音源は、1976年2月14日、土曜日のバレンタインデイ。ちょうど、Don't Let Go の3ヶ月ほど前の、バークレイのKeystone でのライブ録音です。
- ここで、Jerry のギターについてちょっと触れておきます。
- 1975年9月28日のゴールデンゲー トパークでのフリーコンサート(バンガサ写真館)や、1976年5月21日、Don't Let Go のジャケットでは、Jerry は同じ白いギターを持っています。
- その中間期間に位置するこの日もおそらく同じギターを使っていたと推測されます。特徴はなんといって も、T字型にくり貫かれた金属製のヘッドで す。これは、Travis Bean というギターです。
- Travis Bean はカリフォルニアのSun Valley で、1974年か ら1979年に制作されました。完全ハン ドメイドギターです。その特徴は何といってもアルミニウム製のネック。ヘッドはT字型に くり貫かれていました。ちょっと想像すると、冷たくて重いギターという感じです。 Jerry が使っていたのは、写真で判断すると、TB1000Aというタイプのようです。そうだ とすれば、755本が作られ、そのうちの1本という事になります。これは、ほとんどが、ナチュラル仕上げでしたが、数少ないながらも、赤や緑や、Jerry の持っている白も作られたと記録に残っています。ボディーはハワイアンコア、磁性密度 の高いアルニコマグネットを5個使ったハムバッキング・タイプのピックアップを2個装備して、それにはステンレスのカバーがついていました。ピックアップ は、ボディを貫通していたネックに直接付けられていました。アルミニウムのネックには、ローズウッドか、エボニイのフィンガーボードが貼り付けられていま したが、写真で見ると、Jerry のものはローズウッドのようです。このアルミニウムネックは、気温が下がるととても冷たくなり、チューニングにも問題が出たようで、中には黒いアクリルで ネックをコーティングしたものもあったようです。Jerry のものは、アルミニウムそのままのタイプと思われます。小さなピックガードと、4つのボリュームとトーンつまみが付いていました。
- この年にJerry がメインで使っていたと思われるのが、このTravis Bean TB1000S と、1973年にDoug Irwin から受け取っていた、カスタムメイドギ ター、Wolfです。
1976年2月リリースの、Reflection のジャケットイラスト は、フェンダーのストラトキャクター ですね。1972年ま では、ギブソンのSG ( Live Dead のDark Star サウンド)や、レスポール、ナチュラルフィニッシュのストラトキャスターや、Doug Irwin からのJerry 用第一作カスタムギターである”001”や、page310 あるいは page313 と呼ばれるカスタムギターなど、さまざまなギターを次々と使っていました。
しかしながら、時期的に考えると、Blues For Allah は、Wolf とこのTravis Bean TB1000S で録音されたのではないでしょうか?
結局、チューニング問題を解決出来なかったTravis Bean TB1000S は1977年に使用を止めます。
その後の1977年〜1978年はWolf が完全にJerry のメインギターとなります。
そして、1979年、Jerry 37歳の時に、あのDoug Irwin が6年の歳月をかけて作ったという、この世界でただひとつの、世にも美しい ギターTiger が登場します。Tiger はその後、Jerry のメインギタ−として11年間、80年代すべてに 渡り、数々のショーを作っていきます。1990年にTiger とうり二つのMIDI ギター、Rosebud にメインギターの座を明け渡した後も、ツアー用のスペアギターとして、また、Jerry Garcia Band のメインギターとして、Tiger は最後までJerry に可愛がられます。
ギターひとつ取っても、その成り立ちや、音色やユニークさにJerry のこだわりが伝わってきますね。
- Jerry は、 インタビューで、ギタリストを志す人へのアドバイスとして、
『何でもいいから、自分のポリシーを持つこと、それを貫き 通すことだ。(大意)』
と、言っていた事がありました。
Jerry のポリシーといえば、何より、パターンや形式にとらわれない、フリーな自分自身のインスピレーションを最も大切にするという事だと思います。
音質的には、とことん、高音域の強調にこだわったと感じています。
初期には、極端なイコライジングをほどこしても、とにかく、突き抜けるような高音域を目指した音作りをしていますね。
この頃は、80年代後半から90年代にかけての、透き通るようにクリアで、気持ち良くエコーのかかった音質よりは、もう少し、ロックっぽく、ワイルドな ディストーションサウンドですが、そのポリシーは一貫しています。
- その他Jerry のギターについての遍歴は、Jerry's Guitar ページを参照してください。
- 1976年の Jerry Garcia Band のメンバーは、Jerry のギターとボーカル、John Kahn のbassとRon Tutt のdrums によるタイトなリズム隊、それに Keith のピアノとDonna のコーラスが加わるという、把握しやすい構成のバンドでした。
- Keith とDonna の加わったバンドは、1月26-27-28日と、Berkeley のKeystone で3日連続のショーを行 い、開けて2月13-14の2日間も同じ く、Berkeley のKeystone でショーを行います。これは、Keystone 最終日、2月14日土曜日ヴァレンタインデイ・ショーのSBD音源です。
- 1曲目は、 I Second That Emotion 。Smokey Robinson の曲です。JGB では、1972年から1994年まで、204 回演奏されています。オープニングにふさわしいハッピーなサウンド。肩の力が抜けて気楽な雰囲気がわかります。Jerry が最初から結構、ソロを弾きます。それに誘われた Keith のピアノと、John Kahn のBass、Donna のコーラスと Ron Tutt のdrums もいい感じです。いきなり14分近い演奏ですが、Jerry がステージ上の雰囲気をリラックスさせて、メンバー全員に十分にアイドリングさせていたので はないでしょうか。
- 長めの演奏の後にちょっとチューニングタイムをはさんで、2曲目が開始されます。 They Love Each Other 。もちろん、Robert Hunter & Jerry Garcia コンビの作品。JGB では、1975年から1995年4月23日 Warfield Theatre のJGB 最終公演まで、260 回演奏されています。
Hunter らしい、単なるラブソングではない、一筋縄ではいかない歌詞のようですが、この日が、ヴァレンタインデイという事も多少、意識して いるのかもしれません。
76年らしい、ゆったりとし た演奏。 Jerry がソロを取った後に Keith のピアノソロが続きます。Keith が伸び伸びと弾いています。
- keith がピ アノで何かをつま弾いた後に始まるのが、3曲目の I Want To Tell You。ちょっと珍しい George Harrison の作品です。この日が初演です。JGB では、この76年に7回、1986年に復活して87年まで5回ほど、計12 回演奏という曲です。
Jerry もやはり Beatles に、大きな刺激と影響を受けてバンドを始めたと語っていますが、好きなのが伝わって来る演奏です。John Kahn の bass と Ron Tutt の drums が頑張っています。
- 4曲目は Russian Lullaby 。Irving Berlin という人(生憎、私は知りません)の曲。どこかもの悲しい、ちょっと不思議な雰囲気のララバイ。JGB では、1974年から1994年まで、141 回演奏されています。割とお気に入りナンバーだったかもしれません。
ここでもJerry がつぶやくようなソロを聴かせると、Keith が後のソロを取ります。やがて、ベースとギターとピアノのからみあったモザイク模様のJam となっていきます。ゆっくりたっぷりと楽しませてくれます。
- ミディアムテンポのブギ、Tore Up Over You が5曲目です。Hank Ballard の曲、スローな ロックンロールが始まります。JGB では、1975年から1995年まで、228回演奏されています。
Jerry がバッチリとツボにはまったソロを余裕たっぷりに始めます。 Keith がノリノリのピアノで後をつなげます。ベースとドラム がグイグイと曲を進行。ギターとピアノとベースとドラムが塊になって、ズッシリとしたリズムで曲を引っ張っていきます。
- 長めのチューニングの後に、Jerry がゆっくりと始める6曲目は、Robbie Robertson 作の THE BAND の名曲、 Night They Drove Old Dixie Down 。 JGB では、1972年から1995年4-23まで、207 回演奏されています。
音がとぎれそうになるほど、ゆったりと曲を進めるJerry 。
Robbie Robertson も真っ青のピックングハーモニックス奏法で、じっくりとソロを始めます。
無音状態になってすらも変わらない、得も言われぬグルーヴに包まれて、ゆっくりと、まったりと、しみじみと、Old Dixie Down が唄われていきます。これは染みますよ。
- ファーストセットのラストナンバーは After Midnight 。J J Cale のヒットナンバーですね。(クラプトンのほうがお馴染みかもしれませんが) JGB では、1972年から1983年まで、84 回ほど演奏されています。
Jerry が小さくカッティングを始めます。そして勝手に唄い始めます。他のメンバーもすぐに察知して、そのムードのままついていきます。Donna のコーラスもいい感じ。
そこから始まるJerry のソロ。ギターとピアノがからみあって、高みに進んでいきます。Old Dixie Down ですっかりグルーヴに包まれた会場は、身体の芯から沸き上がるようなリズムの中で、音の向こうの世界へと入っていった事でしょう。
後半のJam はもう、御機嫌です!イエー、Jerry、アンタ、最高!
- ここでファーストセットの終了が告げられます。しばし休憩。
- セカンドセット開始です。いきなりチューニング。のんびりしたものです。
- Jerry が小さく、やさしい音色のアルペジオで1 曲目を始めます。Sitting In Limbo 。Jimmy Cliff とGuilly Bright による曲です。JGB では、1974年から1994年まで、105 回演奏されています。
歌詞は、Jimmy Cliff らしく、反抗する者の心情を吐露したもののようですが、やさしいやさしい演奏。
私は、これを椰子の木陰のハンモックに揺られながら聴きたいと思いました。きっと気持ち良さに、眠りに落ちてしまう事でしょう。
潮騒を聞きながら、回想にひたりながら、あるいは、何にも考えずに頭の中をカラッポにしながら..そんな、さまざまなシーンが頭の中に描かれていくような 演奏です。
14分以上にわたって幸せなひとときをプレゼントしてくれます。
- 2目曲目は A Strange Man 。Dorothy Love Coates のブルースです。これも 特筆もの。なぜかなら、リードボーカルが、Donna だからです。JGB では、1975年に1回演奏した後に、この1976年だけで実に36 回、計37 回演奏されていますが、それだけで、後年はありません。
Donna ちゃん、Grateful Dead の時より、よっぽど上手い。小ぶりな会場で、伸び伸びと唄っているのがいいのでしょう。
Jerry のギターが雰囲気を盛り上げてくれます。
- セカンドセットの3曲目は、 Catfish John 。Bob McDill とAlan Reynolds によるレゲエナンバーです。JGB では、1973年から1985年まで、184回演奏されています。 Old And In The Way でも取り上げています。
のんびりと、アンクルならぬ、ナマズのジョンさんの物語が始まります。
次第に盛り上がる演奏、これもなかなか凄いのですが、再び収束、緩急自在に物語を進行するメンバー達。
- 4曲目は、西部開拓史の名残か、アメリカンロックにはつきもののトレインソングです。ここで演奏される のは、 Mystery Train。JGB では、1972年から1983年まで、187 回演奏されています。Grateful Dead のCasey Jones に対して、JGB のMystery Train といったところでしょうか。(Dead でも11-18-1970に一度だけ演奏)
この曲は1953年にJunior Parkerがヒットさせ、その2年後の1955年にElvis Presley が再ヒット。1973年には The Band も取り上げた曲です。歌詞の始まりの、" Train I ride, sixteen coaches long " が、15だったり、16だったり、さまざまなバージョン(6つくらい)がありますが、ここで唄われるのは、Junior Parker バージョンです。
それはともかく、軽快に、しかしながら汽車ですから、それなりに力強く、演奏は進行します。
徐々に盛り上げていくJerry と Keith 。JGB のkeith はリラックスして、指の動きも一段となめらか、演奏を楽しんでいます。
途中のブレイクも決まって、さらに汽車は走り続けます。
- セカンドセットの5曲目は、 Moonlight Mile 。Rolling Stones の曲。Jagger & Richard コ ンビですね。
日常風景をかなり、アブナイ状態になった人物が見つめている情景でしょうか。ニヒルな視線が静寂に向けられているような曲ですね。
Jerry には、唄われている人物の心情が、手に取るようにわかったのでしょうね。
ほとんどリズムを感じさせないイントロから、特徴的なメロディラインの、このちょっと難しい曲を破綻なく唄い、演奏してみせます。John Kahn のbassとRon Tutt のdrums が曲のムードを醸し出し、なかなか聴かせます。
JGB では、この1976年に、わずか11 回ですが、演奏されています。
- この夜のラストナンバーは、JGB の定番中の定番、 How Sweet It Is (To Be Loved By You) 。 Hollandと Dozierの曲です。 JGB では、1972年から1995年4月23日、 Warfield Theatre の連続公演最終日(そしてそれ がJGB の最終公演となる訳ですが)まで、実に427 回演奏されています。
1997年4月に Grateful Dead Rocords から発売された、1990年スプリングツアー(これまたWarfield Theatre )のJGBオフィシャルライブ盤のタイトルもこれで したね。
余談ですが、このJGB の How Sweet It Is... のジャケットに使われている満面の笑みをたたえて、Tigerを弾くJerry の写真は、あの8-13-1995 ゴールデンゲートパーク・ポロフィールドで行われた、Jerry Garcia Memorial の時に 、バックステージに掲げられた、タイダイをバックにした巨大なJerry の肖像画とほとんど同じですね。この絵の元になった写真でしょうか。Dead の時ではなく、JGB の時の写真だったのですね。
ただし、写真のほうは、黒の長そでのポロシャツ姿、絵のほうは黒のTシャツ姿です。Jerry はやはりTシャツがトレードマークだったからでしょうか。
この巨大絵画は、テラピンステーション2002の時にも掲示されていました。(写 真はここです)
ラストを飾るにふさわしい、御機嫌でハッピーな演奏を、メンバー全員がたっぷり聴かせてくれて、バッチリと締めてくれます。
- Gateful Dead ばかり聴いているという方もいらっしゃれば、最近はJerry Garcia Band ばかり聴いているというメールをくださる方も、いらっしゃいます。
Dead ショーに通いつめた方々の中にも、ついにJGB は見ず終いで見逃してしまったと、悔やんでいる方もいるのではと推察します。
Grateful Dead はもちろん最高だけど、Jerry がより趣味性とプライベートな趣向を前面に出して、実に楽しそうに演奏するJGB もたまらなくいいんだなあ..やっぱり、Thank You Jerry! 2003-5-11 zep
| はじめに | 時代背景|音 源解説 | 参加方法 | SETLIST | HP専用BBS | 参加 者一覧 |
参加方法■方法はCDRの回覧(ヴァイン)です。
送ってきたCDを御自分の好きな、CD、MD、カセットなどにダビングして、元音源を次の方に送付するという方法です。
■ノーマ ルな74分メディア2枚です。
■コースを3つ設けて受け付けます。定員、締め切りは設けません。ただし、 後ろの方は回って来るのが数ヶ月後になります事をご了承ください。
■送受信連絡はHP専用掲示板にて行います。それに伴い、このページ にメールアドレス公開となります。
HP専用BBSに送受信の連絡が出来る方。
※相手のメールアドレスがわかったら なるべく早いうちに連絡を取りあってください。音源が来てからやっと連絡して、たまたま、連絡が取れなくて困惑する方がいますが、事前に『連絡を取りあって』いれば何の問題も起こりません。最近、こういうトラブルがちょっと目につきます。バッドトレーダーにならないよう、自分自身で最 良の方法を考えてスムーズな回覧を心がけましょう。※メールが来たら必ず応えましょう。また、返事が来な い場合は何とか連絡がつくように手を打ってみましょう。メールアドレス公開を自己責任で了解出来る方。
■参加条件は以上の2つです。回覧期限等は決 めません。『シェアする気持ち』さえあれば、うまくいくと思っています。
■言 わずもがなですが、このホームページで行っているすべての回覧、B&P、トレードに関して、音源のブートレッグ(海賊盤)作成への流用、金銭ト レード等の違法な使用は固くお断りいたします。
■御希望の方は私zep<strangetrip@nifty.com>までメールください。
メールには
- コース名:HPS6
- ハンドル名:
- 送付先住所:
- 氏名:
- 電話番号:
- メールアドレス:
を書いて、必ずメールタイトルに半角英数で『HPS6』という文字を入れてください。
(この件に関する専用BBSでの送受信連絡にも必ずタイトルに『HPS6』という文字を入れてください。)
個別の返信はいたしません。参加者が一定数集まって、コース数が決まったらこのページに参加者一覧を表示することでお返事とさせていただきます。メールを出し てから1週間ほどお持ちください。
お名前がアップされた後は、ご自分のお名前があるかどうか、メールアドレス(クリックしてメーラーに表示されるものも)が正しいかどうかのチェック、前後 の方との連絡をよろしくお願い申し上げます。
お問い合わせの際には、■ハンドル名(アップされているお名前)
■ヴァイン名(HPS6など)
■コース名(1or2or3)
■NO(1〜30...)を書いていただくと、作業上、たいへん助かります。皆さんと共にそれぞれが役割分担 しながら成り立つヴァインですので、ご協力いただければ嬉しいです。
進行状況はHiroki's Picks専用BBSに自発的に書いてください。
応募したのにハンドル名が無い方は専用BBSか私宛に私信ください。
※他の件といっしょに応募される方がいますが、ヴァインに関しては、他の連絡といっしょにしないでください。メールが紛失する場合があります。まとめて申 し込まれる場合も必ず1通づつメールを分けてください。
※2度目、3度目の方も、常連の方も送付先を書いてください。処理上助かります。
互いにこのページでメールアドレスを確認して再度、住所を連絡しあったり、トレード仲間になってくださいね。- ■zepにメール ⇒ このページで参加と相手のメールアドレスを確認 ⇒ 参加者 同士がメールで住所連絡(なるべく早めに事前に行ってください)⇒ Hiroki's Picks専用BBS で進行状況把握
..という手順です。
※Hiroki's Picks専用BBS は、『送った』『受けた』だけでなく、一言、音源に対する感想などを書いていただくと、楽しいBBSになると思っています。ネット上にみんなで Grateful Deadの広場を作りましょう!では、メールを待っています。
05-11-2003 zep
| はじめに | 時代背景|音 源解説 | 参加方法 | SETLIST | HP専用BBS | 参加 者一覧 |
Jerry Garcia Band
02/14/76 (Sat)
Keystone - Berkeley, CA
Source: SBD : MSR>1C>DAT
CD1 Set 1
01 I Second That Emotion 13:58
02 They Love Each Other 07:42
03 I Want To Tell You* 05:22
04 Russian Lullaby 08:51
05 Tore Up Over You 09:36
06 Night They Drove Old Dixie Down 11:04
07 After Midnight 10:28Total 67:05
Comment:
* = First time played.
Valentines Day.CD2 Set 2:
01 Sitting In Limbo 14:29
02 A Strange Man 07:39
03 Catfish John 11:25
04 Mystery Train 11:06
05 Moonlight Mile 11:18
06 How Sweet It Is (To Be Loved By You) 08:48
Total 64:48Jerry Garcia Band (1-25-1976 to 8-7-1977)
Jerry Garcia guitar, vocals
John Kahn bass
Keith Godchaux keyboards, backing vocals
Donna Godchaux vocals
Ron Tutt drums
| はじめに | 時代背景|音 源解説 | 参加方法 | SETLIST | HP専用BBS | 参加 者一覧 |
02-04-2006 現在参加者一覧(進行状況はHP専用BBSをご覧ください)
コース1
zep >05-13-2003 発送!
No ハンドル メールアドレス
1 さとうさん
2 今井さん
3 たけさん
4 チャ〜ちゃん
5 ぴろさん
6 シロさん
7 トミタさん
8 keiichiさん
9 アキヒロさん
10 夕凪さん
11 ハマさん
12 ぶたやまさん
13 はらださん
14 熊杉さん
15 standmanさん
16 YUさん
17 tomoさん
18 RIMBAUDさん
19 KENJIさん
20 カンさん
21 Hugoさん
22 ふゆふゆさん
23 けんたろうさん
24 ゆうあいさん
25 oyazi さん
05-11-2004 回覧終了!
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コース2
No ハンドル メールアドレス
1 Hoffyさん
2 かんちゃん
3 Stella Blueさん
4 mizu-umiさん
5 たにさん
6 じずあささん
7 ヤモリビトさん
8 KICKさん
9 マッキーさん
10 kesさん
11 ヴァガボンドスキーさん
12 tkmさん
13 nabeさん
14 wauiさん
15 つぐひろさん
16 よしかわさん
17 さかさん
18 檀家さん
19 ノーションさん
20 イーエスさん
21 hundredyearhallさん
22 キャプテンクックさん
23 piouhgdさん
24 楽歩さん
25 ヒロさん
26 da kineさん
27 Rum`Boogieさん
28 イーグルさん
29 MANGOさん
30 SHINGOさん
31 うえにーさん
32 ひろshiさん
33 D'zさん
34
f.c.hiroさん f.c.hiro@gmail.com
35
TUNAさん spaceisforpv3hpv3p@ezweb.ne.jp
03-10-2006 回覧終了!
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コース3
No ハンドル メールアドレス
1 がじゅまるさん
2 シゲさん
3 cha-さん
4 YOSさん
5 klaftwerkさん
6 redneckさん
7 Takeshiさん
8 Shin-Gさん
9 アキラさん
10 asadenさん
11 ゆかぽんさん
12 マサルさん
13 ガリー・ジェルシアさん
14 ツカサさん
15 せんこうさん
16 TERUさん
17 黒瀬さん
18 kazさん
19 skunkyさん
20 南蛮渡来さん
21 ねじやさん
22 HIDEMUZICさん
23 shioさん
24 ミロさん
25 Naokiさん
26 ねじやさん
27 カズシさん
09-21-2004 回覧終了!
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